柿原徹也が語る、ディズニーXDオリジナルドラマ「爆音家族」の魅力とは?

2010/12/27 19:44 配信

ドラマ

トリップ・キャンベルの声を演じている柿原徹也(C)Disney

全国のケーブルテレビやCSで放送されているディズニーXDは、オリジナルドラマ「爆音家族」の日本初放送エピソードの放送を記念して、2011年1月10日(月・祝)成人の日に特別編成「爆音!オトナマニュアル」を放送することを決定。今回の特別編成では日本初放送のスペシャルエピソードをはじめ、さまざまなエピソードを6話集中放送する。

同作は、ロックスターを夢見る15歳の少年トリップ・キャンベル(ローガン・ミラー)と、ロックバンド「アイアン・ウィーゼル」のハチャメチャで破天荒な活躍を描くオリジナルドラマシリーズ。かつては大人気だった「アイアン・ウィーゼル」は、今ではすっかり時代遅れの中年オヤジ3人組。ちょっとした偶然から「アイアン・ウィーゼル」のギタリストとなったトリップは、彼らと共にもう一度ロックスターの輝きを取り戻すために奮闘する。

同作で主人公のトリップの声を演じる柿原徹也に「爆音家族」の魅力について話を聞いた。

――ご自身が演じている役柄について教えてください。

「トリップは、とにかく音楽、ロック、ギターが好き、そして何よりも『アイアン・ウィーゼル』が大好きな15歳の少年です。寝ても覚めても『アイアン・ウィーゼル』のことしか考えられない。そして、ギターが恋人という、ある意味どこにでも居るロックバンドが好きな男のです」

――実際、演じてみてどうですか?

「ローガン・ミラーが演じているトリップに入り込むよりも、僕自身がギターが大好きで『アイアン・ウィーゼル』に入ったとしたら、このせりふはこう言うだろうなとか、僕自身も自然な芝居をぶつけているので頑張って彼に合わせようとは思ってないですね。彼自身がすごい豊かな芝居をする子だと思うので、表面的な芝居は彼にフォローしてもらって、僕は僕の思ったままに声を演じています。もちろん彼の動きに外れないよう、違和感のないように心掛けています。TVシリーズの外画(=外国の作品)の吹き替えが初めてなので、いろいろなものが勉強になります。『爆音家族』は、役者人生の起点になるチャンスを頂いたと思える作品ですね」

――印象に残ったエピソードを教えてください。

「どの話も面白いので決めることはできないんですけど、僕が個人的に好きなのは『うざいアリーンに くちづけを!』の回(第5話)です。アリーン役の女の子の演技に感服しました。自分が残念な見た目と分かってての芝居を、あそこまで吹っ切れてできる子って居ないと思うんですよね。それを、あそこまでやり切っている。あそこまで吹っ切られるとなかなか言えないこともストレートに言えてしまうような、本当に周りの人たちは演じやすいと思います。あの回はアリーンがヒロインですよね」

――柿原さんから見て「アイアン・ウィーゼル」はどうですか?

「本当、クレイジーです(笑)。こんなバンドが居たら売れない訳ないですよ。間違いなく売れます!! トリップは昔から好きって言ってますけど、一緒に居たら飽きないと思います。あの3人のきずなはすごい深いものがあるので、よそ者のトリップを入れるのを最初は嫌だって言ってたんですけど、その中にトリップを巻き込んだということはトリップに同じにおい、空気を感じたんですよね。仲間意識がすごい彼らがドタバタやっているから面白いのかなって思います。初対面であの3人はきついと思うんですけど、2回目、3回目と会っていくと、逆に安心感が持てるバンドだと思います」

――(18歳までドイツで暮らしていた)柿原さんはトリップの年齢(15歳)の時に目指していた夢とかはありましたか?

「スポーツに打ち込んでいたので、何かになりたいって感覚はなかったですね。1つ言うなら、18歳になったら日本に行くという目標はありました。親が生まれ育った日本に行って生活したいという気持ちが強かったんです。日本に行く目標はずっとあったので、それまでに日本にしかない職はなんだろうって考えてました。親を説得するために日本にしかない職を選ばないといけなかったんですよね。それが声優でした」

――「爆音!オトナマニュアル」の放送を楽しみにしているファンの方にメッセージをお願いします。

「『爆音家族』を応援してくださった皆さんのおかげで、1月10日(月・祝)にプレミアム放送をさせていただけることになりました。応援ありがとうございます。僕たちがスタジオで面白いと思ったものをお届けするので、面白くない訳ありません。ぜひ、期待して待ってていただければなと思います。『爆音家族』を今後も応援よろしくお願いします」