松山ケンイチ流緊張のほぐし方は“ガリガリ君”!?

2010/12/13 14:43 配信

映画

映画「ノルウェイの森」の初日舞台あいさつに出席した水原希子、松山ケンイチ、菊地凛子(写真左から)

映画「ノルウェイの森」の初日舞台あいさつが12月11日、都内で行われ、出演者の松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子、玉山鉄二と、トラン・アン・ユン監督が登壇した。

同作は、'87年に発行され、今もなお絶大な支持を受ける村上春樹のベストセラー小説を実写映画化した青春物語。愛や死、性など青春のもがきの中で苦しみながら成長していく青年の姿を、「シクロ」('95年)、「夏至」('00年)、「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」('09年)のトラン・アン・ユン監督が、美しい映像で描きだした。大学生のワタナベ(松山)は、自殺した親友キズキ(高良健吾)の恋人だった直子(菊地)と愛し合うが、直子はキズキを失った喪失感から山の中にある療養所に入ることに。一方、ワタナベの前には、みずみずしい少女・緑(水原)が現れる。

本編上映後のあいさつで松山は「皆さんが今、いろんな表情をしているなと。映画を見て、それぞれのことを感じてくれたんだなという気がして、ほっとするような感じです」と充実感たっぷりにコメント。作品の手応えを聞かれても「見てもらえれば分かると思います!」と自信満々に答えた。

本作が演技初挑戦となった水原は「最初はドキドキして緊張しました。でも、わたしとしてはやり切ったので満足です」と笑みを浮かべた。また、松山がいろいろと気遣ってくれたらしく「(アイスの)ガリガリ君を買いに連れて行ってくれました」とほほ笑ましいエピソードを語ると、松山は「2人ともほっておけないキャラクターなので(笑)」と水原と菊地に笑顔を見せた。

松山演じるワタナベの先輩・永沢役を演じた玉山は「大学生を演じられるぎりぎりの年齢の今、永沢という役を演じられて、運命に感謝しています」と喜びを語った。

最後に松山は「成長すると、愛は深くなっていく。「ノルウェイの森」も見方によってどんどん深くなっていって、新しいものを与えてくれる。この映画もずっと隣に置いておけるような作品になってほしいです」と今後の願いを語った。