――歌詞に込めた思いは?
藤原:美しいものばかりじゃなくてもいいし、奇跡みたいなことばかりが起こらなくてもいい、という歌詞がサビの部分にあるのですが、これは僕が伝えたかった思いです。
試合の中にドラマや奇跡のようなことがなくても、選手や応援団も含めた「勝ちたい」「戦いたい」「応援したい」という両チームの思いに、言葉が必要ないぐらいの素晴らしい奇跡がすでに起こっている。そんな思いを込めたつもりです。
――楢崎さん、藤原さんは高校時代にブラスバンド部に所属し、地方大会のスタンドで応援した経験があるそうですが、どんな思い出がありますか?
楢崎:僕は地元の広島・福山市の高校出身で、ブラスバンド部ではサックスを担当していました。友達に「宇宙戦艦ヤマト」をぜひやってほしいと言われて吹いたんですが、そのときはすごく気合が入りましたね(笑)。
藤原:僕は鳥取・米子市の高校で、担当はパーカッションでした。印象深い曲といえば、やっぱり「コンバットマーチ」。
あと、僕らが「ヒット」と呼んでいた、ヒットを放ったときの曲ですね。自分の学校の仲間がヒットを打っているわけですから、やっぱり熱が入りましたね(笑)。
「宿命」にはトランペットの音が入っていたり、自分たちに吹奏楽のルーツがあるということをサウンド面にも反映させているんです。
ブラスバンド部という立場で球児たちを応援した経験があるからこそ思うことなんですが、例えば高校のブラスバンド部の皆さんとコラボレーションしたりとか、この曲でそんなこともできたらうれしいですね。
――この夏、甲子園で熱戦を繰り広げる球児にメッセージをお願いします。
楢崎:僕たちも精いっぱい応援させていただきますので、自分の力を精いっぱい振り絞って、悔いのない試合をしていただければと思います。楽しみにしています!
小笹:皆さんの夏を一緒に応援できるような素晴らしい楽曲ができました。すてきな夏を皆さんと過ごしたいと思います。
藤原 :「宿命」という楽曲で皆さんの野球に、夢に寄り添えることを誇りに思っています。心の底から湧き出す思いで作った応援歌です。
この歌とともに戦ってくれたら本当にうれしいし、ベストを尽くして戦っていただきたいと思っています。全球児を心の底から応援しています!
松浦:球児の皆さんにとっては忘れられない夏になると思います。僕らは楽曲で応援するので、ぜひ頑張ってください!
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