2位「白い巨塔(岡田准一主演)」(テレビ朝日系)25165pt
5月22日から5夜連続で放送されたスペシャルドラマ。刊行から50年たった今も多くの人に愛されている山崎豊子の傑作小説が原作で、岡田准一が初の医師役に挑戦。大阪の大学病院を舞台に、岡田演じる財前五郎が、自身の悲願である教授の座を目指してなりふり構わず邁進していく姿を描いた。
26日放送の第五夜は、すい臓がんのステージ4だった財前が最期を迎えた。これまで幾度となく映像化された作品で、その結末は知られたところだったが、岡田の迫真の演技は、「壮絶」「最後の『これが死か』は震えた」など、多くの視聴者の胸を打った。
テレビ朝日の動画サイト「テレ朝キャッチアップ」では全5話を6月9日(日)まで無料見逃し配信中。こちらであらためてチェックした視聴者からの感想も上がるなどし、視聴熱では先週に続いて2位にランクインした。
3位「なつぞら」(毎週月~土曜朝8:00-8:15、NHK総合)20921pt
5月27日~6月1日に第9週「なつよ、夢をあきらめるな」が放送された。
なつ(広瀬すず)は憧れの東洋動画の入社試験を受けるものの不合格に。雪次郎(山田裕貴)からなつの様子を知らされた兄・咲太郎(岡田将生)は東洋動画のアニメーター・仲(井浦新)に不合格の理由を聞きに行く。数日がたち、なつが亜矢美(山口智子)の店にいると、咲太郎が警察に捕まったと信哉(工藤阿須加)が知らせにやって来る。
5月30日放送の第52話では、警察に捕まるもすぐに出た咲太郎に会いに行ったなつ。体に看板を付けてタップダンスをしながら宣伝するサンドイッチマンの仕事をする咲太郎に、なつは「お兄ちゃんが何をしたいのか全然わからない」「もっと自分のためにがんばってよ。もう人のことはほっといてよ」と思いをぶつけた。
翌日、光子(比嘉愛未)の元を訪れたなつは、人のために尽くす咲太郎のことが「わからない」と打ち明ける。光子は「咲ちゃんは、自分のことより人のために生きることが好きなのよ。そういう人もいるのよ」と語り掛けた。
亜矢美からも咲太郎の思いを聞いたなつは、翌31日の放送で咲太郎に謝罪した。すると、そこで咲太郎は自分が東洋動画の大杉社長(角野卓造)に会ったせいでなつが試験に落ちたのだと打ち明ける。落ち込む咲太郎に、なつは再び東洋動画の試験を受けられることを告げた。
そして、東洋動画にようやく合格したなつ。6月1日放送の第54話では、なつが川村屋のアパートを出て、亜矢美の店の2階で咲太郎と暮らすことを決意。引っ越した晩、咲太郎は料理人だった父の得意料理をなつに振る舞った。
なつと咲太郎、兄妹の思いが交差した第9週。なつはついにアニメーターへの第一歩も踏み出し、視聴者からは祝福が寄せられた。
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