6月2日放送の「林先生の初耳学」(TBS系)<アンミカ先生のパリコレ学2>に、モデルで俳優の栗原類がゲスト出演。栗原が語った“挫折の大切さ”に、視聴者から共感の声が集まっている。
この日の<パリコレ学>ではファッション審査を実施。その後、学院生たちの前にサプライズで登場したのが、4期連続でパリコレに出演した経歴を持つ現役パリコレモデル・栗原だった。
2014年、ヨウジヤマモトのショーで彗星のごとくパリコレデビューを果たした栗原。当時まだ世界では無名だった栗原はそのショーで強烈なインパクトを残し、そこから同コレクションに4期連続で出演。一躍日本を代表するトップモデルへと上り詰めた。
そんな栗原が口にしたのは、パリコレの厳しさだった。
栗原は開口一番、「パリコレは、皆さんが見てきたもの、イメージしてきたものとは全然違ったりする」と表現。栗原がヨウジヤマモトのショーに初めて出演した際、ゲネプロ(本番と同じ舞台・同じ段取りで行う最終リハーサル)後にデザイナー・山本耀司氏の発案で、ランウェイに黄色いペンキが撒かれたという。
本番で起こりうるアクシデントをできる限り予測し、不安要素を取り除くのがゲネプロの目的。そのため、本番とまったく同じ環境を作り出すことが求められる。もし万が一、モデルが足を滑らせでもしたら…。ゲネプロ後にランウェイをあえて滑りやすくするなど、普通なら考えられないことだ。
だがパリコレでは、デザイナーの「このほうが面白くない?」というアイデアで本番の環境ががらりと変わってしまう。栗原は「ブランドによってはゲネプロと全然違うことが起きてもおかしくないところなので、常に自分を無にすることがすごく重要」と語った。