――DVDの中でも言及されていますが、ジャルジャルのライブは最近、男性のお客さんが増えてきたそうですね。やはりYouTubeの「ジャルジャル公式チャンネル」の効果でしょうか?
後藤淳平:だと思うんですよね。ツアーのアンケートでも、「YouTubeを見て、初めて来ました」っていう男性のお客さんが多かったですし。
福徳秀介:うちらのYouTubeは、視聴者の9割以上が男性らしいんですよ。そもそもお笑いのネタって、男の人の方が好きなんですかね。ライブって、笑い声は女性の方が目立つけど、好き度で言うたら、男の方が上だったりするんかなって。
だから今回のDVDも、男の人にも見てもらえたらと思います。YouTubeはネタが無料で見られますけど、お金を払って見るコントもたまにはいいんじゃないでしょうか、と。YouTubeももちろん本気でやってますけど、言うても、打ち合わせ時間は短いんで(笑)。僕らの単独ライブの打ち合わせ、クソ長いですから。
――今さらの質問なんですが、単独ライブのネタはどのように作っているんですか?
福徳:まず二人でパパっと作って、「こんなネタできました」って、25個から30個くらい作家にネタ見せして、それをみんなでチョイスしてます。みんな気心が知れていて通じ合ってるんで、ちょっとした細かい変更点とかも最小限の言葉で決まっていくんですよね。僕ら、稽古はそんなにしない方だと思うんですけど、みんなと打ち合わせしてるその時間が一番楽しいかもしれないです。
――「みんな」というのは、倉本さんの他に…?
福徳:作家の藤井(直樹)くんと川上(潤也)くんの計5人です。
――15年間の活動を通じて、ネタの作り方は変わってきましたか?
福徳:いや、そこは変わらないですね。
後藤:効率はよくなってきてると思いますけどね。ネタがポンポンできるようになりました。
福徳:10年目くらいまでは、ネタが作れなくなるときが来るんだろうなって思ってたんですよね。僕らの場合、「こんな奴と会った」とか「こんな人を見た」とか、実体験をネタにしているので、それを使い切ったら終わるやん、って。でも15年経って、あんまり関係ないってことに気が付きました(笑)。最近は実体験だけやなく、ひょんなことからネタができるみたいなこともありますし。
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