――ジャルジャルは近年、年2回程度のペースで単独ライブを行っていますが、お二人の活動の中で、単独ライブはどのような位置付けなんでしょうか。
後藤淳平:やっぱり、ずっと続けていきたいこと、というか…。
福徳秀介:“本職”ですね。だから単独(ライブ)の本番の日は、どんな仕事も入れてほしくないんですよ。もし前の仕事で声が荒れたりしたら大変やから。そのくらい単独ライブに懸けてます。
――この春から新しいレギュラー番組「もう少し、嫌な奴」(ABCテレビ)も始まりましたが、テレビの活動とのバランスはどのように考えていますか? 概してテレビのお仕事は、ネタの面白さ以外に、平場でのトークの力が求められることも多いと思うんですが。
福徳:いかんせん、僕はトークが苦手でございまして(笑)。やっぱり、コントの方が得意分野ではありますね。
後藤:正直、コントだけやって食べていけたらいいんですけどね(笑)。
――それからジャルジャルさんにはぜひ、漫才の話も伺いたいんですけれども。「M-1グランプリ」(テレビ朝日系)では4回も決勝に進出し、ラストイヤーとなった昨年、2018年は3位という結果を残しました。お二人の中で、コントと漫才はどのように分けているのでしょうか。
後藤:僕らにとっては、“漫才=「M-1」”なんですよね。だから「M-1」では、たくさんのコンビの中で埋もれないように、目に付きやすいというか、誰もやっていないような漫才をずっと意識してました。でもコントは、そういうことは全然意識しないで、自分たちの感覚だけで作ってる感じで。
福徳:僕は、例えば自分らのネタを後から映像で見返すとき、漫才の場合は1ミリも笑わないけど、コントだと普通に笑いますから。自分らの漫才は、楽しい感じで見られないんですよ。真顔になってしまうんです。
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