――そんな「かなしみから始まる物語」を含む4曲入りのソロデビューシングル「4 FEELS.」を5月22日にリリース。どんなコンセプトの作品ですか?
「“4つの想い、4つの表情”というテーマで、今まで見せてこなかったような自分もちゃんと示していきたいと思って作りました。初のシングルだからこそ、出し惜しむのではなく、範囲を絞るのでもなく、自分が今まで培ってきたものを全部詰め込みたいなって。それで“感情”を分かりやすく4つに分けて作っていったんですけど、それぞれが本当にバラバラであり、でも、どれも私の中にある要素なんです。Dreamでは夢を追い続ける喜びや幸せ、E-girlsでは割とクールな自分、DANCE EARTH PARTYでは“みんな一緒に楽しもう!”という感じを届けてきたのかなって思うんですけど、そういう今までのルーツともリンクするように楽曲を集めてみました」
――軽やかなナンバー「Just Keep on dreaming」はご自身で作詞を担当。どんなメッセージが込められていますか?
「これはデモの段階から“自分で書きたい”と思って。自分の言葉で伝えたいと直感的に思ったんですけど、あくまでも独りよがりにならないように気をつけながら、ソロとしての第一歩を踏み出した喜びだったり、誰もがほんの小さな勇気でそういう喜びを感じられるんだよってことを綴っています」
――「Woman We Are」「Paper Dream」はどんな楽曲ですか?
「『Woman We Are』は、4曲の中だと一番強くてブラックな感じ。やりたいことがあるなら自分を信じて突き進むべき!というメッセージソングです。『Paper Dream』はDANCE EARTH PARTYの「ポッケ」でご一緒したSHOCK EYE(湘南乃風)さんが作詞作曲をしてくださいました。楽しみながら、でもちゃんと胸にグッと来るメッセージのある曲を作りたいって思ったときにSHOCK EYEさんの顔が浮かんで、ダメ元でオファーさせていただいたんです。制作は、曲全体のイメージから歌詞のテーマまで綿密にミーティングを重ねて一緒に作っていって、私の今のリアルな心境を素敵な歌詞に落とし込んでくださいました。曲調も、ずっとやってみたかったロックテイストに仕上がっています」
――そんな2人のコミュニケーションは公式のスペシャル映像でも公開されていますが、曲が完成した後、SHOCK EYEさんから何か言葉はあったんですか?
「『(楽曲が作れて)本当によかった。この曲と共に、もっと素敵なソロ活動になるといいね』って。『あとはライブでパフォーマンスするだけ。これから楽しみなことだらけだね』とも言ってくださいました。SHOCK EYEさんは本当にやさしくて素敵な方で、そのお人柄が今回の曲にも表れてるなって。巷で“歩くパワースポット”と言われてるだけあって(笑)、私もすごいパワーをいただきました」
[今後目指すアーティスト像]
――最後に、今後どんなソロアーティストを目指していきたいか、目標を教えてください。
「“こうでなきゃいけない”っていうものを作らず、その時々の素直な気持ちを大切にしていきたいです。今回は4つの大きなカテゴリーで感情を分けましたが、そこから枝葉がどんどん伸びて行くと思うし、ファンの皆さんの反応や声も含めて“Dream Shizuka”というアーティストを成長させたいなって。あとは“人間”っぽさも大事にしたいところで、楽しむときはとことん楽しみ、私の中にある弱いところやネガティブな部分も包み隠さず知ってもらいたい。それで皆さんがふと笑えたり、悲しいとき思いっ切り泣けたりするような、日常に寄り添えるアーティストになっていきたいです」