植田圭輔、橋本祥平の胸アツの関係が舞台『文豪ストレイドッグス』をさらに面白くする!

2019/06/05 18:45 配信

2.5次元 インタビュー

写真左から、植田圭輔、橋本祥平

架空の都市・ヨコハマを舞台に、文豪の名を懐く者と、その名になぞらえた異能力を持つ者たちの戦いを描く「文豪ストレイドッグス」。アニメ化や映画化などさまざまなメディアで人気を博す中で舞台『文豪ストレイドッグス』は、TVアニメ版を原作に実力派俳優陣が顔をそろえ、異能力バトルを斬新な演出で見事に再現している。

そして、TVアニメ第2シーズンで描かれた「ギルド編」を原作とした舞台第三弾『三社鼎立(さんしゃていりつ)』 が、6月8日(土)より上演される。今回は、主人公たちと敵対する組織・ポートマフィアに所属する中原中也役の植田圭輔、芥川龍之介役の橋本祥平にインタビュー。演じているキャラクターの魅力などを聞いた。

――お2人が演じているキャラクターの魅力をお聞かせください。

植田「中也はちょっとナルシストな見栄っ張りで、いつも太宰にからかわれているんです。そんな性格なので結果としてファンの方にはカワイイと思われがちなんですけど、本人はそんなこと微塵も思っていないし、僕から見てもすごく格好良いキャラクターです。格好良さと身長のバランスは合っていないですが、僕にとって中也との出会いはかなり運命的なもので『背が低くても格好良い男の時代が来たか!』と思いながら演じています」

橋本「芥川はすごく冷酷で殺しをためらわないキャラクターですけど、太宰さんというたった1人に認められたいがために頑張っている姿は、すごく共感できます。今回は芥川にとって一つの節目になるシーンがあるのですが、芥川はそのシーンのために今まで戦ってきたんですよね。そのシーンの後の反応が普段の芥川からは考えられなくて、そういうところはカワイイなって思います」

――さまざまな舞台で共演されているお2人ですが、舞台『文豪ストレイドッグス』でのお互いの印象をお聞かせください。

植田「祥平とは第一弾がしっかり共演した初めての作品だったんですけど、最初の印象は『若くていい役者がいるな』でしたね。ただ、芝居や作品についての考えはとてもしっかりしているんですけど、言葉にするのは意外と不器用だったりするんですよ。でもだからこそ、表現したいことを黙って芝居で見せることができる役者になっていくんだろうなって、あらためて思いましたね」

橋本「植田さん主演の作品に出演させていただくたびに、すごいなと思っています。視野がとても広いんですよ。芝居の中で自分が言えないこと、何て言葉にしていいか分からないことにも気づいてくれて『じゃあ、俺が言ってあげるよ』って。主演で出番がいっぱいあって大変なのに、自分ではなく周りのことを優先して行動される方です。今回の1つ前の共演作でも『次は俺が支える番だな』って。本当に胸が熱くなりましたね」

――最後に、ファンの方たちへメッセージをお願いいたします。

植田「たっぷりのボリュームと、多くのキャストでギルド戦を表現しています。僕らも稽古で演じていて、ギルド戦の物語の良さと、舞台で上演する意味がしっかりあるなと感じています。予備知識がなくても楽しんでいただける作りになっているので、頭を空っぽにして目の前で繰り広げられる出来事に驚き、そして共感してください」

橋本「今回は"異能力バトルパーティー"です。1作目、2作目も異能力バトルはありましたが、その時をはるかに上回る異能力が登場します。いろんな個性の異能力があって、演出家さんや振付師さんが知恵を振り絞って考え、今回も面白い作品になっています。『文豪ストレイドッグス』が好きな方も、演劇が好きな方も楽しめる作品なので楽しみにしていてください」

文=中村美香 撮影=永田正雄

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