CS放送の「食と旅のフーディーズTV」で、'11年1月3日(月)より「みうらじゅんのマイブームクッキング2」の放送がスタート。その制作発表が12月13日、都内で行われ、出演者のみうらじゅんと芸人のウクレレえいじが出席した。
同番組は、料理ほぼ未経験のみうらが突如、料理に開眼。架空のレストラン「キッチン・マイブーム」のシェフとなり、トークを交えながらゲストと常連客役のウクレレを手料理でもてなす異色の料理番組のシーズン2。初回放送のゲストに清水ミチコを迎え、飛騨牛を使ったコロッケに挑戦する。
「きょうは何の会見なの?」と照れながら登場したみうらは、「この番組のいいところは、52年間料理をやったことがない僕の料理“童貞”っぷりが出るところ。おいしいとは限りません。僕は自分の作った料理を番組で1回も食べたことないし…」と苦笑い。シェフのユニフォームについても「髪をしまった方がいいという意見もあると思いますが、誰だか分からなくなる可能性があるので。どうか温かい気持ちで見てください」と話し、笑いを誘った。
途中、みうらは番組で一番最初に作ったというイカのしょうが焼きを作るデモンストレーションのため調理場に入るも、「まさかこんな事になるとは…。こんなにちゅう房が見られることない!」と恥ずかしげで、「僕、めっちゃ照れ屋なんです。(記者の)みんな、『いい』って言うまで目をつぶってもらっていいですかね?」とゴネる(?)一幕も。
その後、再びステージに戻ったみうらは、「料理にはハマってないです(笑)。これは向いていないものと向き合うブームと言いますか…。不得意だと避けていたものや嫌なことをやってみようということの一環です」と後ろ向きなコメント。今後作ってみたい料理を問われると、「正直、ないです。この先、ご飯を作ってくれる人がいなくなった時、自分の好きな料理だけを作れればいいと思ったんですけど…。でもとりあえずは北京ダックとか薬膳料理。全然興味がないものに挑戦したいですね」とみうらワールド全開の珍回答。しかし、番組で覚えたイカのしょうが焼きはたびたび作っているそうで、「収録の後、16回以上はやりましたね。先週はオムライスを作りました。ただ、みんなでやったり、誰かに食べさせたりするから卵にケチャップで名前を書いていいのであって、1人で作って“じゅん”って書いている自分に意味はあるのかっていうところまでいきました(笑)」と迷走ぶりを告白した。
第2シーズンを迎えるに当たり、困っていることは「番組中の沈黙のなさと、ゲストの少なさ。俺の料理を食べてくれる人は、前シーズンで全員出ました。上京してから知り合った友達すべて出てますので。あとは“誰だ、コイツ”っていう感じの人が出てくると思う。その説明は番組でちゃんとしていこうと思ってます」と妙な意気込みを語った。
1月17日(月)放送の第2回では、松尾貴史をゲストに「マーボーナス」に挑戦。2月以降のゲストは、峯田和伸(銀杏BOYZ)、山口隆(サンボマスター)、大槻ケンヂらを予定している。
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