ーー現地で光一さんと一緒に舞台を観たとお聞きしました。共に過ごした感想と、彼の“ミュージカル愛”をどんなところに感じたか教えてください。
昨年、舞台「ナイツ・テイルー騎士物語ー」を一緒にやってから、公私共々仲良くさせてはいただいているんですけど、一緒に海外へ行くことはなかったので嬉しかったです。合計で5泊して、毎晩ご飯食べながらお酒飲んで、一緒に観たものや別々で観た作品の感想を言い合って、ただただ楽しく過ごしていましたね(笑)。
光一くんは舞台演出もしているから「バトンが何本あるのか?」とか「この大型装置はどこにしまってあるんだろう」とか、舞台裏も含めて楽しんでいるのが印象的でした。僕はあんまり興味はなかったんですけど(笑)。
ーー普段、光一さんとはどんな話をしているんですか?
ざっくばらんに話していますよ。たとえば同業者同士でミュージカルや舞台の感想を言い合うのって危険な部分があるので、あんまりしないんですけど(笑)、でも光一くんとは話がしやすいというか、自分と意見が大きく違うことはないだろうって思うんですよね。もちろん完全に一緒っていうわけではないんですけど、今回滞在したブロードウェイでもそれは感じました。
ーー光一さんは普段「友だちが少ない」なんておっしゃっていますが、井上さんが門を開いた感じですか?
光一くんとはフィーリングが合うんだと思います。「Endless SHOCK」の現場では、みんな「(光一くんは)ピリッとした雰囲気がある」って言うんですけど、一緒にいてもそうは感じないし。ニューヨークに行ったときなんて自撮りしたり、風景や建物を写メしたりしていて、本当とろけるような笑顔でしたよ。アメリカに行ったっていうテンションもあるんでしょうけど、事務所のスタッフさんも「普段あんな感じじゃないです」っておっしゃっていましたね。
光一くんは“かわいい”でできていて、会うたびに魅力あふれる人だなって思います。ただ、どこの国へ行っても、朝のテンションが低いのは変わらないです(笑)。
ーー最後に、初めて「トニー賞授賞式」を観る方に楽しむ方法を教えてください。
実際にミュージカルを観たことがなくても、世界最高レベルの「歌」「お芝居」「踊り」が観られるので、それだけでも十分魅力的だと思います。授賞式の中では実際に(ノミネート作品の)いろいろな曲やダンスを上演するので、知っている曲もあるでしょうし、ここから有名になり、映画化されて大ヒットする……なんてこともあるので、そういう目で見ても楽しいです。
あと授賞式司会者のジェームズ・コーデンにも注目ですね。日本人に馴染み深い映画やCMに出ているので、知っている方もいらっしゃると思うんですけど、とにかく彼は芸達者でおもしろいし、素晴らしいエンターテイナーです。彼を見るだけでも楽しめると思います。
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