舞台「LOOSER~失い続けてしまうアルバム~」のゲネプロが6月6日(木)、品川プリンスホテル ステラボールにて行われ、崎山つばさ、鈴木裕樹、磯貝龍虎、木ノ本嶺浩、株元英彰が登壇した。
本作は、TEAM NACS初の東京進出作品として2004年に初上演。幕末の新選組と長州藩との確執をテーマにしながら、チョンマゲも本格的なチャンバラもなく、歴史に残らなかった者たちの大義を現代の若者の姿に重ねて綴った作品で、たった5人ですべての登場人物を演じ分けたことでも話題となった。
15年前に平均年齢30歳だったTEAM NACSに、平均年齢30歳の実力派若手俳優5人が挑む今回の演出は、TEAM NACS SOLOPROJECTでも縁の深い福島三郎。内容を現代に合わせたアレンジしつつ、オリジナルの魅力を存分に伝えていく。
過去に戸次重幸が演じた「シゲ」を演じる崎山は、「2004年に上演された作品を今僕らがやる意味を噛み締めつつ、初めて見る人にも同じ時間を共有できればいいなと思います」と意気込みを。TEAM NACSへのリスペクトを示しながらも「自分たちならではの空気感が出せればいいなと思います。5人がいろんな役になるところ、葛藤をご覧になって、気負いせずに腹を抱えて笑って、泣くところでは思い切り泣いていただけるとうれしいです」と語った。
鈴木は「つばさが言ったように、5人しか出てこない芝居です。1人何役やるんだろうというところを楽しみに、フラットな気持ちで観ていただければ」とコメント。「NACSさんのファンの方も見に来てくれると思うので、ひっくるめて楽しんでいただければと思って稽古を重ねてきました」と重ねた。
磯貝は、TEAM NACSと同じ北海道出身。「今、二人が言ったように…山里亮太さん蒼井優さんご結婚おめでとうございます」とタイムリーな話題でボケて共演者から総ツッコミを受けた後、「普段の生活ではありえない勢いの早替えとかあって、今は不安だらけなんですが、カバーしてくれるこの5人と一緒よかった」と笑顔。「ダンスもない、ショーでもない、裸一貫で頑張るまさにストレートプレイ。僕らの裸を観に来てください! ダンスもあるかもです!」とボケを重ねて笑いを取った。
木ノ本は、TEAM NACSのファンだと明かし、「熱量だけでなく、情報量があっていろいろな見方のできる舞台。時代が変わるこのタイミングで、幕末の熱い男たちをこの5人しかできない色で演じたい」とコメント。
株元は、「台本の時点ですごい面白くて、まだ初見の方の反応が未知数なので幕が開くのがお客さん以上に楽しみ。お客さんが入って完成するお芝居なので、僕らのことを知らない、TEAM NACSさんを好きだから観に来た人をも裏切らないようにします」と力強く語った。
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