桜田ひより、声優初挑戦に「音を立てずに台本をめくるのが難しかった」

2019/06/07 11:14 配信

映画

桜田ひよりの声優初主演映画「薄暮」の特別鑑賞会が、映画の舞台となった福島・いわきの昌平高校で行われた(C)Yutaka Yamamoto/Project Twilight


桜田ひより声優初主演映画「薄暮」の特別鑑賞会が、映画の舞台となった福島・いわきの昌平高校で開催。桜田の他、赤池紗也加広江美奈山本寛監督が舞台あいさつを行った。

山本監督による「blossom」「Wake Up,Girls!」に続く東日本大震災の復興プロジェクトの一環「東北三部作」の最終章として公開されるこの作品。

桜田は「映画のモデルの高校に今日こうして戻ってこられて、学校の下の坂道など何回も見た景色なので『帰ってきたなぁ』と懐かしい感じがします。こうして生徒の皆さんが同じ制服を着ている姿を見ると『青春をしているなぁ』と感慨深いです」と語った。

続けて「声優は初挑戦で、初めての経験で緊張が大きかったです。台本のページを音を立てずにめくることが難しく、家で何度も練習をしました。一人でアフレコをしている時は、ボールの壁打ちをしているような感じがしていましたが、祐介役の加藤清史郎さんと二人でアフレコをしてみると、加藤さんのせりふ一つ一つに思いがこもっているので、私もせりふの受け止め方も返し方も感情の出し方も変わり違っていったので、すごく助けられました」と回顧。

山本寛監督は「昌平高校には2年前くらいから通って、ありとあらゆる映像を収められた」と自負する(C)Yutaka Yamamoto/Project Twilight


山本監督は「昌平高校には2年前くらいから通っており、映画の中でありとあらゆる昌平高校の映像を収められたと思います。桜田さんが話していた台本の紙のめくりは、プロでも音を出してテイクNGをだしてしまうことが多いので、大変だったと思います。そして、桜田さんの相手役の加藤さんも、桜田さんと演じ合うことで、役者としてのいい影響や刺激を受けていたようでした」と振り返った。

さらに「『薄暮』という福島を舞台にした作品は、震災をきっかけに立ち上げて手掛けてきた映画シリーズの最後の作品です。今回、福島を美しく描くことに専念しました。この映画を通して、県内、県外、世界の方々に福島を感じてもらい、遊びにきていただけたらと思います」と思いを語った。