さらに、この日は11月29日(金)に日本公開となる長編映画「MANRIKI」を、本映画祭のためにショートバージョンに再編集した特別版が世界初公開となった。
永野によると、長編を短くしたものではなく、また角度の違う、別作品に見えるようなショート用の「MANRIKI」とのことで、作品の押し寄せるような恐怖、サイコな雰囲気が見事に圧縮され表現された仕上がりに。
再度、キャストと清水監督が登壇すると、ここで劇中音楽を担当した金子もサプライズで登場。
MCから音楽制作について聞かれ、金子は「監督が編集室に入れてくれたので、隣で音を当てながら作成しました。そのおかげで、通常1~2週間掛かるものが、数時間で出来た気がします。
すごい楽しかったです。他の作品の、撮影中の控室でも作っていました。今回は、自由にやらせてもらえることが宝物でした」と制作の裏側を明かす。
そんな金子の言葉を受けて、清水監督は「彼の作った音楽を、ぜひ劇場で聞いてほしいです! 低音がずっと鳴っていたりと、劇場でこそ体験できると思います」とそのクオリティーに太鼓判を押した。
さらに、作品の裏側が垣間見られる、メーキング映像を上映しながらの生オーディオコメンタリーも実現。
衝撃のシーンの連続に、永野は「こんなに見せてしまっていいんですか!?」と焦るが、斎藤は「映画が公開される11月には、忘れているでしょう(笑)」と会場の笑いを誘う。
斎藤は「永野さんの、テレビで見られる部分は氷山の一角でしかなくて、その奥に広がる永野さんの世界観というのが映画的に見えて、そこに金子さんが入って、SWAYさんが作品を閉じてくれたんじゃないかと思いました」とチームを絶賛。
清水監督も、観客に向けて「一緒に盛り上げていただけると、うれしいです!」と呼び掛ける。
最後に、斎藤は「魔物を生み出してしまった、しかし天使でもある。僕らのキャパシティ以上のものが、できてしまったと思っています。皆さんは、この作品を見て感じたことが何かあれば、共犯者となって大いに盛り上げていただけたらと思います」とメッセージを送り、イベントを締めくくった。
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