――最初に脚本を読んでどう思われましたか?
今まで自分が「何で分からないんだろう?」って男性に対して思っていたことが端的に言葉で表されていて。「あ、こういうことだったのね」っていう納得もありましたし、もっと早く知りたかったです(笑)。とても面白い脚本だなと思いました。
――恐らく男女共に「早く知りたかった!」って思いましたよね。
みんな同じだと思います。私も、その1人。共感しかなかったです(笑)。
――男性としては、思い当たるフシがあるだけにつらいところかも?
いろんなパターンがありますけど、それぞれのもめ事の種類も「あ、分かる、分かる」って思いました。男性は余計なひと言が多いんですよね(笑)。
――同性として、反省します(笑)。
でも、今回の作品で“男性脳”を勉強できたことによって、悪意があって発した言葉ではないことに気付きました。
今までよりは男性の発言に対して優しくなれるかなって。別に女性を不機嫌にさせようと思って言っているわけじゃないんですよね。何なら優しさの一つとして言ったことなのに、それがすれ違ってしまう。
そのことが分かって良かったかなと思います。だからこそ、男性、女性共に見てほしい。見ると受け止め方が変わってくるような気がします。
――大学でAIを研究する“リケジョ”である愛を演じる上で意識した点は?
あまり、役作りをしようとは思わなかったんです。“リケジョ”は賢いという勝手なイメージがあったので(笑)、愛自身にスイッチが入った時、早口でいろんなことを説明する感じでセリフを押し出していくことを意識しました。
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