モーニング娘。は秋のコンサートツアー「モーニング娘。コンサートツアー2010~ライバル サバイバル~」の千秋楽となる12月15日に、横浜アリーナ公演を行った。本公演をもって第6期メンバー・亀井絵里、第8期メンバー・ジュンジュン、リンリンの3人がモーニング娘。およびハロー!プロジェクトを卒業した。
同公演は「亀井絵里・ジュンジュン・リンリン卒業スペシャル」と題し、アンコールを含む全24曲を熱唱。また、卒業する3人にメンバーから花束を贈る卒業セレモニーや卒業する3人がそれぞれ感謝の手紙を朗読するなど盛りだくさんの内容で、8人体制での有終の美を飾った。
MCでは、第6期メンバーの亀井、田中れいな、道重さゆみの3人が登場、道重は「6期3人でのMCはこれで最後になるんだね。だから6期らしさを出そうと思って、6期らしさである『毒』を吐きたいと思います」と会場を沸かせ、お互いの本音をぶつけ合った。道重は「この間、新垣(里沙)さんと(亀井)絵里がうちに泊まりに来たんですけど、絵里はお風呂にも入らずパンツいっちょで部屋の中をうろうろして、最後にわたしのムートンブーツを出してきて、パンいちでポージングしてるんです」と暴露した。それを聞いた亀井はもん絶し「きょうは全部さらけ出そうと思ってたけど、パフォーマンス的じゃなくイヤ~ン的にさらけ出すことになるとは…」と赤面していた。また、亀井は田中に対し「れいなはサングラスを掛けるタイミングがイミフ(意味不明)なんだよね。車に乗ったら掛けたり、外が暗いのに掛けえてる…似合ってるけど」と明かすと、田中は「初めて言うけど、サングラス掛けてると顔作らんでええやん。あと、寝顔とか見られんように(笑)。いつも見られとるって意識してないと」と理由を告白した。そんな田中に、道重は「それでなくてもれいなは普段から怖いから(サングラス)外してほしい!」と訴え、会場を盛り上げた。
また、3人はそれぞれが書いた感謝の手紙を朗読し、ファンやスタッフ、プロデューサーのつんく♂、メンバーに対し感謝の気持ちを伝えた。亀井は「モーニング娘。になれてよかった。モーニング娘。は永遠の愛の形。わたしにとって大切な宝物です」と涙ながらに読み上げた。また、ジュンジュンは「ファンの皆さんは大切な家族です。中国に帰っても、いつかよりかわいくなったジュンジュンを見せたいと思います」と宣言し、リンリンは「メンバーと一緒にいると姉妹のようだった。つんく♂さん、モーニング娘。というすてきな家族に連れてきてくれてありがとうございました」と活動を振り返った。
卒業セレモニーでは、卒業する3人にメンバーそれぞれが贈る言葉と花束を贈呈した。田中は亀井に対し「実は6期の3人でモーニング娘。を引っ張っていくっていう密かな夢があったけど、3人でっていうのはかなえられなくなった…」と号泣し、「2人でも頑張るけん見とって」と抱擁を交わした。また、道重は泣きながら「ジュンジュンが活躍したら(しっとして)むかついたこともあった。最低な先輩だったよね…。そんなわたしにいつも『道重さん、道重さん』って声掛けてくれて…」と言葉にならない思いを吐露し、別れを惜しんだ。新垣はリンリンに対し「日本に来てくれて、一緒に頑張ってくれて本当にありがとう。卒業してもいつまでも仲間だからいつでも連絡してね」と温かい言葉で送った。