――初のスペシャルが決まりましたが、お2人が思うこの番組の魅力とは?
神田松之丞:スタッフはこの番組の人気について一切、認めてくれないんです。天狗になると思われているのかな(笑)。だからなぜ続いているのかもわからず、本当に謎な番組です。
滝沢カレン:私はスペシャルが決まって、めちゃくちゃうれしいです。この番組は私のリラックスタイム! 仕事で疲れていても、「今日は“松カレ”の収録がある、と思うと、すごく気持ちが楽になるんです(笑)。好きなファッションも着られるのでうれしいです!
松之丞:リラックスタイムって…この番組もお仕事ですからね(笑)。でも、確かにカレンさんがおっしゃるようにリラックスして臨める番組ですね。事前に予習したり、ガチガチに作戦を立てたりすることなく、フラッと来てフラッとしゃべって気持ちよく帰ることができる現場です。
――番組をはじめて、お互い印象に変化はありましたか?
滝沢:この番組がスタートする前に別番組で一度共演させていただいたのですが、そのときと今の印象は全然違います! 以前は頭脳明晰でマジメで硬い人という印象でしたが、この番組の松之丞さんは“これ以上ないよね”というくらい、彼という人間をさらけ出しちゃっているんです。テレビでこんなにもあからさまに自分を出しちゃう人って、子供か松之丞さんしかいないっていう感じ。そのぐらい素直なところにほれました。あ、ほれるといっても、“人間として”という意味ですよ! 以前よりは好きになったという感じです(笑)。
松之丞:いちいち「人として」とか強調しなくても誰も誤解しませんから(笑)。カレンさんは全くテレビと変わらない方ですね。皆さんテレビを見ていて、カレンさんのこと「素敵だな」「面白いな」などと感じると思うのですが、それがそのまま“地続き”なんです。地味な僕のとなりに“大輪の花”であるカレンさんがいないと、この番組は絶対に成り立ちません!
滝沢:松之丞さんは変な意味じゃなくて“離れたくない人”でもあるかな。ずっと何らかの形で一緒にお仕事をしたい方です。絶対に死んでほしくない人、ですね!
松之丞:いちいち「変な意味じゃなくて」って断らなくていいですから…! それに、「死んでほしくない」って…誰に対してもそうでしょ!? 誰にだって死んでほしくないと思ってるでしょうよ!?(笑)
――思い出に残っている回は?
滝沢:近未来ジムでのピチピチのボディスーツ姿が大好きでした。おしゃべりがスゴイ方なのはもう十分分かっているので、松之丞さんってこんな顔をするんだ、という意外性が印象的です。
松之丞:印象に残っているのは、やはり近未来ジムの回です。カレンさんが僕のだらしない身体を見て、ずーっと笑っていたんです。それがホントに人をバカにした笑い方で…。まあ、基本的にカレンさんは僕のことをバカにしてますけどね(笑)。でも、こんなに喜んでくれたら挑戦したかいがあったなと思いました。あと、花田優一くんもこの番組に出たらネットニュースで騒がれちゃって…。でも彼もまだ若いですし、この番組も彼と一緒に育っていければいいなと思っています。すべての回が宝物のようで、一つとしてイヤな回はないですね。
――初めてのスペシャルに向けて意気込みをお願いします!
松之丞:浅草で一緒にロケをしたとき、女子高校生からのカレンさん人気たるや、ものすごかったんです。ところが彼女たち全員、僕のこと知らなくて…。あの子たちに目にもの見せてやるっていう思いはありますね(笑)。それは冗談として、夜11時台の放送でこの番組を初めてご覧になる方も多いと思うので、レギュラー放送のファンが増えるきっかけになればうれしいです。
滝沢:今まで放送時間が遅くて見られなかった方たちも、絶対に面白いのでぜひ見てほしい! 私は松之丞さん、という存在を世の中に広めたい、と思っています。そして、この番組は私が死んだとき、代表作の一つになるかもしれないぐらい大切な存在なんです!
松之丞:広めたいって言われると…そんなにダメだったのか、と悲しい気持ちになりますね(笑)。…っていうか、死ぬまで? そんな長いスパンなら絶対に代表作はこの番組じゃないでしょ!
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