唯織(窪田正孝)は、杏(本田翼)の父で、甘春総合病院の前院長・正一(佐戸井けん太)が、うつ病ではなく、別の病気ではないかと考えていた。
全身の慢性的疲労感、起立性頭痛に苦しんでいる正一は、発症前に自転車に追突され、その後、飛行機に乗っていたのだ。唯織の発想のヒントになったのは、裕乃(広瀬アリス)が手伝っていた造影CTの際に、チューブから造影剤が漏れたことだった。
小野寺(遠藤憲一)らの協力を得て唯織が行ったのは、MRI検査と髄液漏れの検査。その画像を見た唯織は、正一が低髄液圧症であることを確信する。