2012年大河「平清盛」を演じる松山ケンイチがヒット祈願!! 「僕にしかできない清盛を表現したい」

2010/12/19 09:00 配信

ドラマ

NHKの大河ドラマでは最年少で清盛を演じる松山ケンイチが清盛像の前で思いを語る

NHKで放送が決定している'12年大河ドラマ「平清盛」のヒット祈願が12月14日に京都・東山の「六波羅蜜寺」で行われ、主人公・清盛を演じる松山ケンイチが出席した。

重要文化財として安置されている平清盛坐像を拝見した松山は「清盛がいかに大事にされてきたかということが伺えます。(清盛は)悪者として描かれることが多いですけど、全然違うということをキッチリ僕たちが表現していかなきゃいけない。とても重要な役割で、プレッシャーに感じています」と気を引き締めた。また、ヒット祈願を終えた松山は「ご祈祷をしていただいた寺の山主(さんしゅ)さんは平家の末えいですから、その後ろ姿を見て清盛にご祈祷してもらっているような感じがしました。この後ろ姿は絶対に忘れちゃいけないと思い、清盛というキャラクターを表現する上ですごく重要なものになるんじゃないかなと思った」と何か感じるものがあった様子。

平清盛は、これまでの大河で辰巳柳太郎、仲代達矢、金子信雄、渡哲也の4人の名優が演じ、今回、5人目となる松山は最年少で演じることとなった。松山は「大河ドラマ『新・平家物語』('72年)で仲代(達矢)さんが演じられた清盛を拝見しまして、本当に衝撃を受けました。素晴らしい清盛だったので改めて自分が清盛を演じるということをすごく光栄に思い、それと同時にすごくハードルの高い役だなと思います。きょうここで見て感じたことを生かして、仲代さんとはまた違う清盛を僕なりに演じたい。僕にしかできない清盛を表現していきたいと思います」と意気込んだ。

クランクインは'11年8月を予定。物語は、個性的な仲間と共に武士の時代を築いた平清盛を、20代~30代の人生を中心とし松山ケンイチで表現。悪人として語り継がれてきた清盛の「覇王」になる姿を描いていく。