グラビアでの活動と並行して、早乙女は女優としての活動にも力を入れている。日本大学藝術学部(演劇学科)に進学したのも女優としての知見や経験を積むためだ。
「映画学科なので、大学ではお芝居について学んでいます。授業には実習もあって、監督が作った設定で演技したり、演出を付けて発表したり。“冥土から来たメイド”や“金魚の擬人化”など振り切った役にも挑戦しています。自主制作がメインなんですが、お芝居って根本はこっちなのかと思っていて。商品化、パッケージ化って、次の段階。大学では、本質的な部分をしっかり学んで、固めていきたいと思っています」
今クール放送のドラマ『都立水商!~令和~』では、クラスに二人しかいない“フーゾク科”の生徒役を熱演。この振り切った役は自らオーディションで勝ち取ったものだ。
「原作を読んで、面白いじゃんと思って、これは勝ちにいきたいと(笑)。やってやろう!って気持ちでオーディションに行ったので、出演が決まった時は嬉しかったです。でも、最初はフーゾク科になるとは思ってなくて。キャバクラ科がメインのドラマだったので、衣装合わせの時にずらっと並んだドレスを見て“どれを着るんだろう”ってワクワクしていたんですけど、そうしたらフーゾク科で(笑)。でも、今思うとおいしい役どころありがとうございますって感じです」
演じた役は天然の人たらしという設定。自分にはそのつもりはなくても周囲をメロメロにしてしまうという難しい役どころのため、早乙女は大胆な役作りに出た。
「あざとい感じを出さずに天然でという設定が難しくて。じゃあ、振り切った所に行こうと思って、ロック座にあやみ旬香さんのストリップを見に行きました。ステージ上のあやみさんはすごく綺麗で、“これがプロか”って思いました。そこから引き算して役作りをしようと。後は、いわゆる風俗街を歩いて、空気感を感じたり、人を眺めたりもしましたね」
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