――演じられる菜穂子はどういう女性ですか?
自分の方向をきちんと定めている真っすぐな女性です。警察内部の人間だから分かることや、女性ならではの悩みなどの“膿”をきちんと出して、(女性が)活躍できる場を作ろうとします。
また、俯瞰から物事を見ているような頭の良さがあり、努力を重ねてきた女性なんじゃないかと思いました。そこを肝に銘じて挑もうと思っています。
――クランクインを間近に控え、意気込みをお聞かせ下さい。
いろんな人間模様や心理を密室の中で描いていく部分が多いので、原作と読み合わせながら、細部に渡って今役作りをしているところです。監督やプロデューサーの方ともお話を詰めているので、良い作品になるように、今年の夏はいい汗かこうかなと思っています。
――演じるに当たり、監督からお願いされたこと、芦名さんが相談したことはありますか?
今回、“赤”が基調になっていて、女性らしさを保つためにというコンセプトがあります。原作にもそれがあって、どれぐらい描いたらいいのかと相談させていただきました。
菜穂子は、警察のトップにのぼりつめようとしている強い人物ですが、そこにほんの少し、女性らしさをのせるといいのかなという話をしました。
また、菜穂子は「すてきな女性だな」と心奪われる瞬間を持っていますが、単に芯の強いサバサバした女性というだけでは、視聴者の方にそう思ってもらえないんじゃないかと感じました。なので、ふとした人間らしさや表情を大切に演じていきたいです。
――女性警察官役で毎回ゲストが登場するとのことですが、対峙するときに期待していることはありますか?
毎話ゲストに迎える女性警察官は、みんな個性的で面白いです。菜穂子は、女性警察官を巧みに誘導していくのですが、実際の私は、心理戦みたいなことは得意じゃないんです。いざという時“ごにょごにょ”しちゃうんです(笑)。
今回は頭の回転が早い菜穂子を通じて、私も“ごにょごにょ”しなくなればいいなと思っています。
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