2011年の箱根駅伝、総合優勝は3強の激走に注目！

正月恒例の駅伝中継「第87回東京箱根間往復大学駅伝競走」の往路が1月2日（日）、復路が1月3日（月）に日本テレビ系で放送される。今大会の総合優勝を争うのは、箱根駅伝3連覇を目指す東洋大学、3年ぶりの総合優勝を目指す駒澤大学、出雲・全日本駅伝を制し、学生駅伝3冠を狙う早稲田大学などが有力視されている。

東洋大学は、同大会の最難関とされる5区の山登りで、2年連続区間新記録をマークした柏原竜二選手（3年）が、ことしも5区を走りそう。全日本大学駅伝で思うような走りができず今季不調と言われているが、箱根での復活の激走が期待される。また、出雲駅伝で好成績を残した双子のルーキー・設楽啓太・悠太選手（共に1年）にも注目。

駒澤大学は、高校ナンバーワンルーキーとして入学してきた油布郁人選手（1年）を中心に若い世代が台頭。大八木弘明監督も「ことしは若いチームなので気負いはない」と語り、出雲駅伝で3位、全日本大学駅伝で2位という好成績の勢いに乗り、箱根での総合優勝を狙う。

早稲田大学は、史上3校目となる学生駅伝3冠に向けて準備万端の様子。出雲駅伝で共に区間賞を獲得し、安定感を見せる3年生の矢澤曜選手、八木勇樹選手を始め、渡辺泰幸監督から“柏原対策”と期待されている佐々木寛文選手（2年）などの選手もそろい、今季の学生駅伝2冠を勝ち取る強さを見せている。

また、'10年4月に行われた世界大学クロスカントリー選手権で優勝した明治大学・鎧坂哲哉選手（3年）や、'10年9月の日本インカレで優勝して学生日本一となった日本大学の留学生エース、ガンドゥ・ベンジャミン選手（2年）などの走りにも注目が集まる。