まずは、3人がそれぞれ演じた役の印象について語ることに。
梶は「モーリスは感情をストレートに出す人物だと思いました。思ったことは伝えたいし、たとえそれが法に触れることであったとしても貫きたいと思う人」とコメント。その上で、「クライヴはクライヴで、罪悪感にさいなまれながら『自分として何を守っていくか』を葛藤しながら生きているところがすごく人間っぽい」とモーリスとは対照的な選択をしたクライヴについて触れ、島崎に「ごめんね、クライヴの話をして」と謝罪。
島崎は「梶さんの説明がすばらし過ぎて…」と苦笑しながらも、「クライヴは3人の中でも身分や階級に一番縛られている存在で、だからこそ自分の思いや愛を貫き通せなかった人かなと思っています」とクライヴの心情に思いを馳せた。「そういう意味では、アレックは一番身軽というか、背負う物がなかったぶん愛を貫けたんだと思う」とアレックについて言及し、内田に「ごめんね、アレックの話をして」とにやり。そんな二人の話の流れに、内田が「俺、モーリスの話をしなきゃ…?」と戸惑いを見せて笑いを誘う一幕も。
そんな内田は「アレックは自分の思いとか自分の感じた衝動を表に出していく人。それを出してしまったがゆえに、モーリスが抑えようとした気持ちを開く鍵として存在したのかなと。モーリスがした選択が輝かしい未来なのかは分からないけど、そこに希望というか『(今後モーリスたちは)どうなっていくんだろう?』と考えさせてくれる大事なキャラクターなんじゃないかと思っています」と告白した。