コメント終了後は、自身の卒業ソングである『25歳永遠説』を披露。以前、宮崎は弊誌のインタビューで「ハロー!プロジェクトの先輩方には卒業のときにソロ曲をもらう方もいらっしゃいますけど、この曲はみんなが私を助けてくれるイメージ。一人で歌ってくださいって言われたら、無理です!って言うけど、みんなに支えられている私のJuice=Juice人生を表現しているみたいで、スゴく好き!」と、同曲に関して語っていた。
その思いは演出にもつながっており、宮崎の着ていたドレスには卒業した梁川奈々美も含む全メンバーのメンバーカラーがデザインされているほか、歌の最後はメンバーみんなに出てきてもらったという。紙吹雪が舞うステージ上でメンバーが宮崎に寄り添い、グループの絆が感じられる光景に涙を流すファンも。
会場に感動的な空気が流れるなか、各メンバーが宮崎への思いを伝える場面に。
「かけてくださる言葉が全部優しくて、あったかくて強い」(稲場愛香)、「Juice=Juiceに加入が決まったとき、宮崎さんがすごく優しい笑顔で迎えてくださったのが本当にうれしくて今でも忘れられない」(段原瑠々)、「私に否定とかはせず、肯定して何でも包み込んでくれる」(植村あかり)、「由加ちゃんがリーダーでいてくれて本当に良かった」(宮本佳林)、「由加ちゃん自身が辛い時もメンバー一人一人のケアをしてくれた」(高木紗友希)、「由加ちゃんは弱音を吐いたり、みんなに愚痴をいったりすることもなく、いつも真っ直」(金澤朋子)など、宮崎に対しての感謝と愛のメッセージを送っていた。
宮崎は「みなさんからもたくさん愛情をもらいましたが、Juice=Juiceのメンバーがいたから私がこうやってステージに立っていられるなって思うことがたくさんありました。本当にみんなからありがとうってたくさん言われたけど、私こそありがとうっていう気持ちでいっぱいです。もう、嬉しいです。ありがとうございました」と、メンバーから受け取った愛に応えていた。
ラストに『続いていくSTORY』と『未来へ、さあ走り出せ!』をパフォーマンス。宮崎の卒業、そして新メンバーの加入と、新たな時代へと突き進む自分たちを鼓舞するように、そして宮崎の未来が輝かしいものになるようにという願いが込められているようなラストとなった。
最後に宮崎は「大好きなJuice=Juiceファミリーに囲まれて、私は幸せものだなって、改めて思いました。本当にありがとうございました。私がJuice=Juiceを選んだこと、みなさんが正解にしてくれました。本当にありがとうございました!明日から、私はJuice=Juiceヲタクになります。みなさん仲間です! これから一緒に楽しみましょう! 本当にありがとうございました! 宮崎由加でした!」と、可愛さを更新し続ける“あざかわアイドル”としてのアイドル人生に幕をおろした。
終演後、SNS上は「ゆかちゃん、卒業おめでとう!」「しんみりしない、ゆかちゃんらしい卒業式だった」「今日も可愛さを更新してた」「長い間、リーダーお疲れ様!」といった祝福や感謝の言葉が並んでいた。
今回のツアーは“JuiceFull!!!!!!!”というタイトルだけあり、日替わり曲や回替り曲などが登場し、これまでの彼女たちの楽曲がツアーを通じて全曲披露されたのも特徴的。宮崎が弊誌インタビューで「JuiceFull!!!!!!!というタイトルの春ツアーを回っていて、最後の日本武道館公演が終わることで完結します。みんなで作り上げてきた7人のJuice=Juiceを最高の形で迎えられる1日にしたいです。Juice=Juiceの宮崎由加を応援してくださっている方に、とにかく感謝の気持ちが伝わるようにしたい。さらに、これからのJuice=Juiceも楽しみって思ってもらえるような公演にしたいと思います!」と語っていた通りのライブとなった。
宮崎は卒業後「演技、モデル、ラジオなど、とにかくなんでも挑戦していきます!」とコメント。そして、勝手に地元である石川県の観光大使だと思って県の魅力を発信していくほか、Juice=Juiceオタクにもなるという。
“ゴールじゃないよと笑って”、彼女たちの「Dream Road」第2章が、ここからスタートのしたのかもしれない。
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