前作「悲しみの忘れ方」から4年、乃木坂46待望のドキュメンタリー第2弾。
結成から7年目を迎えた2018年9月。22枚目となるシングルの選抜発表の場で、エース・西野七瀬の口から自身の卒業が明かされた。いつまでも変わらないと信じていた、しかしいつか失ってしまうと分かっていた、戸惑うメンバーたち。
今や自らの予想をはるかに超える人気を獲得し巨大化したアイドルグループ・乃木坂46。その“うねり”の中にいる自分は、果たして何者なのだろうか?
グループの活動と個人の活動との両立に満身創痍(そうい)になりながらも、卒業の2文字を決して口に出そうとしない者。
メンバーと過ごす居心地の良さだけが、卒業しない理由だと語る者。過去から逃げるようにグループへ入り、そして今、再び過去の自分と向き合うことを決心する者…。
エースの卒業をきっかけに自分探しの旅に出る少女たちの心の葛藤と成長をこれまでにない親密な距離感で、物語はつむがれていく。
口にするのは“本当の言葉、こぼれてしまった感情”。
監督は、話題のCMやドキュメンタリーを数多く手掛ける、いま注目を集めるクリエーター・岩下力。
乃木坂46関連ではこれまで、ライブの舞台裏を追ったドキュメンタリー映像を制作したものの、メンバーについて多くは知らなかった人物だ。
だからこそ、先入観や遠慮や忖度(そんたく)などは一切なく、興味のおもむくまま、停止線の向こう側へも立ち入り、知りたい質問をメンバーに投げ掛け、監督の気がすむまで彼女たちに寄り添った。
そうして彼女たちの本音はもちろん、表情や息づかいの変化にいたるまで、余すところなくカメラに収めた。
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