マリアンヌ:楽曲自体は数年前から存在していたのですが、歌のフレーズや歌詞に納得が行かず一旦寝かせていた曲です。しかし気に入ってはいたので改めて向き合って完成させ、昨秋あたりから何度か実演(ライブで演奏)してみました。
その結果、ファンの方や身内での評判が非常に良かったのでアルバムに収録しました。懐かしさもありますが決して古臭くもない。キノコホテルの絶妙なバランス感覚が発揮されているかと思います。
島崎:歌謡・演歌系の年輩層にも響く楽曲だと思います。だからといって、落ち着いたまま終わらないのが、キノコホテル(笑)。ギターカッティングとオルガンのソロが間奏で炸裂。ロックしてますねぇ。
マリアンヌ:ポジティブだけど暑苦しくない、攻めた楽曲が欲しいと思って作りました。いつかこの曲を大型フェスのステージで完璧に歌いこなしてやるぞ、と。それまでは元気でいないと・・・そんな夢や野望が膨らむ一曲(笑)。
島崎:カッコ良すぎでしょ! 爆音で聴いて欲しい。サビのメロディーと歌詞、何度聴いても最高です。「ブレるなよ」っていうのを、こういうアプローチで表現するのが「キノコホテルらしい」です。
マリアンヌ:最後に一曲こんなの入れたい、と思って作った曲です。見事に狙い通りになりました。既にフライングで実演していますが、既に名曲となる予感がしています。リリースツアーで、会場の熱気と共にぐんぐん育って欲しい。そんな曲。
島崎:「実演会をそのままレコーディングしたような仕上がり」を目指しました。冒頭のオルガンソロは、スタジオでフレーズや奏法を模索しつつ、マリアンヌ氏の最高なテンションを盛り込んだ演奏となっています。
マリアンヌ:キノコホテルの王道的な、切なさグルーヴィン系(笑)。リズム隊のスリリングなうねり感など、ここに来てようやく体現できたなと。
これまでの系譜の延長線上にありながら、バンドの成長を分かりやすく感じられる一曲。サビに英単語が来る、いわゆるJ-POP的なアプローチもキノコ初。
島崎:僕の中では「愛の泡」と同じような位置づけで、「これぞ、キノコホテルが放つ極上なPOP」を象徴している楽曲。冒頭2小節のドラムだけでもシビれますし、そのあとにバンドインしてくる瞬間に、アガります。
マリアンヌ:元々は気品のあるインストゥルメンタルだったのですけれども(笑)、スタジオで遊んでいるうちに超常現象でも起きたのでしょうか。
島崎:某国の秘密放送を傍受してしまいました。
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