深田恭子のセクシーな泥棒スーツ姿が解禁! 主題歌はサカナクションに決定

2019/06/24 05:00 配信

ドラマ

さまざまなこだわりで作られた深田恭子の泥棒スーツ(C)フジテレビ


柘植伊佐夫コメント


――民放ドラマで、オリジナル衣装デザインを全て担当するのは初めてだそうですが?

普段は作品全体の扮装デザインや監修を担当しますが、今回は泥棒スーツに集中させていただきました。全てをオリジナルで作らせていただける今回のようなパターンは民放では初めてになります。

映画「翔んで埼玉」のご縁で武内監督からお声掛けいただいたのですが、“泥棒”ということと、深田さんということもお聞きしていたので、「ヤッターマン」のドロンジョスーツもデザインさせていただいたのと、その後「平清盛」(2012年、NHK総合ほか)でもご一緒させていただいていたので、とても光栄でした。

――今回の衣装の狙いは?

監督からはとてもアクティブでピタッとしたスーツが良いということを最初にお聞きしていて、そして色をそれぞれのキャラクターで変えたいと言われていたので、特撮ものにならないように意識しました。

作成にあたっては、素材を一番に考えました。素材を決めるときに考えたのは“ルパン”という響きから、どこか懐かしいノスタルジックなものが良く、まず始めにそこをどう表現するかを考えました。

そして、そこから連想したベルベット素材を選定し、決定しました。またベルベット素材というのは、反射によって、多少なりとも色が変化する素材なので、そういったところで面白みを得られたらと思いました。

ベルベット素材の他にも、皮だったり、レースだったりの素材も部分使いをして、ベルベットを中心に置いて、キャラクターそれぞれによって使い分けをしています。

――衣装の色については?

“ちょっと着てみてもいいかな?”というような、ギリギリのラインを攻めていきたいなというのは自分の中でありました。喜怒哀楽やユーモアなどが、一つの箱の中に同時に収まるようなイメージに制作をしているのですが、その中で色選びはとても難しかったです。

一番難しかったのは栗原さんですね。栗原さんはどんな色でも似合ってしまうので、余計悩みました。紫も似合うかなと考えたのですが、赤系は唯一、華だけなので、そこは残したく、色合いが被るのは避けたかったので、今回モスグリーンのような色に決めました。やはり似合いましたね(笑)。

渡部さんも同じく何でも着こなしてしまうのですが、グレーは渡部さんの髪の色に合わせて、ダンディーさ、エレガントさを出せるように選びました。

皆さんとても似合っていてすてきでした。スーツが、作品にとって重要なアイコンになるので、とてもうれしいです。

――その他の注目ポイントは?

今回ポスターはお顔が隠れてしまうのでなくしていますが、“Lの一族”の皆さんはベネチアンマスクを泥棒スーツと共に着用しています。このマスクは、とても大事なアイテムです。

やはりスーツ自体はこだわっていても、どこかシンプルなものになってしまうので、情報が積み重なってないと、人は満足に達しないんですよね。なので、マスクがあって泥棒スーツは完成に至ります。そこもぜひ本編では注目いただけたらうれしいです。

稲葉直人プロデューサー(フジテレビ第一制作室)コメント


昨今のドラマの潮流と一線を画したドラマにしたい。そんな思いでドラマ「ルパンの娘」の制作に臨んでいます。ちょっと(だいぶ?)変で笑ってしまうけど、どこか格好良くて、くせになる。そんな世界観のドラマになったらいいなと。

ですので、主題歌はとにかく独創的で格好良い楽曲にしたいと思っていました。そんな中、出会ったのが「モス」です。一瞬にして心つかまれる印象的なイントロダクション、やがて湧き上がってくる言い知れぬ高揚感。初めて聴いたその瞬間からドラマと音楽の幸せな化学反応を確信しました。

この名曲を産み落としてくださったサカナクションさんには感謝の言葉しかありません。主題歌に負けない面白いドラマにしたいと思います。

関連番組