台本を読んで、キャラクターを模索して、「この人だったらこれを着るだろう」「着ないだろう」という線引をする作業をします。視聴者が見て「この人はこういう人なんだ」というのが一目瞭然に分かることが大事だと思っています。「こんなのも着るんだ」ではなく「いつもこの人はこういうスタイルだよね」という、分かりやすいキャラ作りをしています。
また、視聴者が自分を登場人物に置き換えて見られるようなドラマって面白いと思うんです。「私もこれ着てみたい」と思ったり、自分のクローゼットから「これ、なんか似てるかも」とドラマ見た次の日にそれを着ていけたらいいなっていうリアリティーを大切にしています。
「こういう人っているよね」で終わっちゃうと多分面白くない。「こういうふうに合わせればいいんだ」という参考になれればいいなといつも思っています。
そうですね。そこがドラマに必要な要素なんだと思います。例えばTシャツだったら水を通したり、はるかはがさつな感じの子だからわざとアイロンはせずに、ざっくり大雑把な感じに直すというか。日常が垣間見れるような、リアリティーを持たせることを心がけています。
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