‘10年12月22日から26日(日)まで東京・銀座にある博品館劇場にて公開される舞台「クリスマス・キャロル」の初日会見が22日、同劇場にて行われ初の舞台で主演を務める堀江貴文、安田美沙子やRUN&GUN・宮下雄也らが出席した。
本作は、ニコニコ動画が主催するネットとライブを融合させた「ニコニコミュージカル」の第一弾で、ネット上でも同時に有料視聴できるのも話題。クリスマスイブの夜、強欲な金貸しスクルージが、突然現れた天使により今までの自分の人生を見つめなおしていく、チャールズ・ディケンズの名作「クリスマス・キャロル」を現代風にアレンジしたストーリー。堀江が熱演する主人公・スクルージの人物設定が、強引に社員をリストラするIT企業の社長という役柄に変更されている。
堀江の初舞台・初主演ということに制作発表当初、驚きの声も多かったが、「何でもお金で買い漁る金権主義の象徴的イメージである堀江が、お金で買えないものの価値に気づくスクルージを演じることに、社会的なインパクトがある」という理由で今回、主演に抜擢されたことが明かされた。
作品に対し堀江は、「自分を変えることはできる。人間の可能性にエールを送る作品。エンターテインメント性が高く、楽しく仕上がっていると思う。この物語を見て、楽しくクリスマスを過ごしてもらいたい」と意気込みを語った。
堀江は稽古開始前に、歌やダンスの基礎を学び、初めての演技に備えていたが、実際の演技の感想を聞かれると「(本番が近づくにつれ、演出の湯澤幸一郎から)ダメ出しもこなくなってしまった…。そろそろ、あきらめられたのかな」と、会場の笑いを誘った。
スクルージのかつての婚約者ケイトを演じる安田は、堀江の印象を尋ねられ、「みんなのお父さん的な存在で、ご飯に行った時もおごってくれたりとか、すごく温かい現場を作ってもらってます」と話し、また「(稽古中)みるみるうちに歌がうまくなっていった」と“役者ホリエモン”に太鼓判を押した。
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