蜷川監督にとっては、初の男性主人公となった本作。主演の藤原について「藤原さんは父(蜷川幸雄)にとっても仕事を一番多くしている人で、私にとっても大切な人でした。仕事をするなら、一番大きくて完璧にできる仕事がいいと思いました。脚本を作っている時に、ボンベロは難しい役だと思ったので、彼にしかできないと思いました」と、コメント。
さらに、観客からヒロイン・オオバカナコ役に玉城をキャスティングした理由について質問された蜷川監督は「原作は30歳のキャラクターで全く違うのですが、もっと現代の若者が抱えている悩みやつらさを背負える役にしたいと、設定を20代に変えました」と語る。
続けて「玉城さんはフォトグラファーとして何度も仕事を一緒にしていて。あんなにかわいい子なのに、生きるのがつらそうな感じがしていたので、カナコの人生を背負ってもらえるのではないかと思ったんです。大抜てきだったと思いますが、彼女とだったら心中できると思って一緒に仕事をしました」と、玉城への信頼を明かした。
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