――5年という長期間の密着ということですが、撮影中の心境の変化などはありましたか?
「最初は5年間というのは決まっていなくて『密着する』ということだけ決まっていたのですが、この企画を聞いた時期は、自分の中でいろいろな仕事をやっていこうという思いがあったので、それを密着してたくさんの人に見てもらえたら楽しんでもらえるんじゃないかなという思いでした。密着してもらっている中で、苦悩する姿などもカメラに収められていますが『こういう姿を見てもらうことで、勇気が出てくる人もいるかもな』という思いが出てきました」
――注目してほしいポイントは?
「1人の人間の生き方を見せているだけなので何を感じるかは人それぞれだと思うのですが、この作品を世に出す意味として『少しでもいいから希望になったらいいな』という思いはあります。希望というのは、人生を楽しむためにはそれだけの努力や苦悩が伴うけれど、その途中でいろんな仲間ができて一緒に目標に向かっていくことで絆が深まるし、達成した時に喜びが待っている。そういったことは伝えられるんじゃないかなと思いますね。僕は体力はすごくある方ですが、見てもらったら分かるようにメンタルは強くないので。でも、1人では無理だけど目標に向かっている中で同じ方向に向かう仲間が必ず見つかるから、その仲間と協力し合っていけばなんとか乗り切れると思うので、『あきらめたり挑戦しないという事はもったいないんじゃないか』って思いますね」
――完成した作品を見て抱いた感想は?
「仕事を減らした方がいいなって(笑)。試写のときに抽選に当たったファンの方もいたんですけど、映画が終わったあとファンのみんなが『休んでください』って言ってくださいました(笑)。『しばらく見れなくてもちゃんとファンでいるので休んでください』って(笑)」
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)