「連続ドラマW 神の手」完成披露試写会にキャスト陣が集結! 椎名桔平「避けては通れない問題を突きつけるドラマ」

2019/06/21 19:26 配信

ドラマ

6月23日(日)より、WOWOWにて放送される「連続ドラマW 神の手」。このほど、ドラマ第1話の完成披露試写会が行われ、主演の椎名桔平、共演の杉本哲太鈴木砂羽北村有起哉兼重淳監督が登壇した。

「連続ドラマW 神の手」の完成披露試写会に登壇した(左から)兼重淳監督、鈴木砂羽、椎名桔平、杉本哲太、北村有起哉


同ドラマは、現役医師のベストセラー作家・久坂部羊氏による小説が原作。「安楽死」をテーマに、“人の死を人が扱う”という答えの出ない問題を提起した社会派医療サスペンスだ。

腕利きの外科医・白川泰生(椎名桔平)のもとに、古林章太郎(葉山奨之)が診察にやって来る。肛門がんと診断された章太郎は手術を受け退院するが、数カ月後に転移が判明。病状は進行し、章太郎は耐えがたい痛みに苦しめられるようになる。

伯母の晶子(坂井真紀)も精神的に追い込まれ、白川に安楽死の処置を懇願。白川はそれを拒否し、章太郎に寄り添い懸命に治療を行なうが、苦悩の末安楽死の処置を施す。だが、白川は章太郎の死を知った母・康代(鈴木砂羽)により告発されてしまう…。

椎名&杉本、30年来のコンビネーションが冴え渡る!?


苦渋の選択で患者・章太郎に安楽死を施す外科医・白川役の椎名と、白川の同僚で医局制度に不満を持つ山名啓介役の杉本は、四半世紀を超える付き合いとのこと。

椎名が「付き合いは30年くらいですね。Vシネマが全盛期の頃が最初かな。哲太君が主演で僕はまだ世に出ていなかった」と回想すると、杉本も「物凄い目つきの悪い男が来たぞ、と思った」と笑わせる。

続けて「今回のドラマでは大学からの付き合いという設定だったので、プライベートでの長い付き合いの下地があったのでやりやすかった」と語った。

北村の役作りのアイデアは、まさかの世界的経営者!


章太郎の母で著名なジャーナリスト・古林康代役の鈴木は、「椎名さんとの共演は久しぶりだし、対立する役柄なので緊張した」と率直な思いを。

一方で、「椎名さんは話せば話すほど打ち明ける人だと思い出して『飲みに行くんですか~?』とか聞いていたら、ジンギスカンの話をしてくれた。そこから笑顔が増えた。もっと食べ物の話をすればよかったなぁ」と思い出し笑顔に。

それに対し椎名は、「僕はそんなに久しぶり感はなかったですね。鈴木さんは明るい人なので、勝手に親近感を持っていました」と共演の印象を振り返った。

医療行政の改革を目的とした団体「JAMO」を設立した心臓外科医・新見偵一役の北村は、「演じる上でイメージしたのはスティーブ・ジョブズ」と意外な告白。

また、「実は撮影時期は5月の大型連休でした。全部そこに撮影が入っていたので『何が大型連休だ!』と思った」と恨み節も。シリアスなドラマの内容とは裏腹の明るいエピソードを口にした。

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