――水田さんは「一生漫才をやっていく」と公言されていますが、その認識がお二人の間で一致した時期や瞬間っていうのはいつごろになるんですか?
水田:僕らにそういう“瞬間”はないですよね(笑)。
川西:それで言ったら、コンビを組むのだって「よし、これから一緒に頑張ろうか」って言った瞬間もない(笑)。
水田:ないね。
川西:とりあえずやろうかって流れのまま、ヌルっと来てるんで(笑)。
水田:まぁでも、そう言うようになったのは2014、2015年くらいじゃないですかね。それまでは取材がくることもなかったから。だから、取材がきた“瞬間”が、それを出した瞬間です。
川西:あははは。そういうことやないやろ(笑)。
――お二人の漫才に対する思いやコンビ愛は、ファンの方たちも感じていると思います。お二人にとって、相方の存在とはどういうものですか?
水田:おるといいなぁって思います。漫才に対して同じような考えを持ってる人と出会えたのは、運ですよね。
川西:そうやね。片方が、もう少しテレビの仕事がしたいなんて言ったら、その意見も尊重せなあかんから。その辺は結成から時間が経ってみないと分からへんから、やっぱり運だと思います。
水田:もしコンビを組んでいなかったとして、僕は普通に相方がいて、仲のいい芸人のボケの子が相方を捜してるってなったとき、川西がフリーやったら絶対すぐにオススメするでしょうね。ええツッコミさんやなぁと思うから。
川西:いいツッコミさんっていうのはうれしいですね。
――水田さんはよく、川西さんを見ながらニコニコされてますよね。
水田:それは多分、自分がええツッコミさんやと思ってる人が、自分が言ったこととかで笑ってるのがうれしくて、笑顔になるってことだと思います。
――インタビューは【後編へ】
取材・文=片貝久美子
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