Kが兵役前最後の生放送番組に登場! 帰国直前の心境を語る

2010/12/24 22:30 配信

音楽

これが兵役前最後の生放送出演となったK

NHK-BS2の公開生放送の音楽番組「WEDNESDAY J-POP」で12月22日、ゲストとして平原綾香とKが登場した。この日、Kは兵役による活動休止前では最後の生放送出演。会場に集まった約300人の前で最新シングル曲をはじめ、クリスマスソングなどを披露した。また、本番終了後のインタビュー取材で、'11年1月から2年間音楽活動を休むにあたり、帰国直前のいまのリアルな気持ちなどを語った。

本番でファンからの大きな歓声で迎えられたKは、最初に10月に発売された「dear...」を歌い、番組ラストでは親交のあるMCの寺岡呼人とゲストの平原の3人で「Happy Xmas」を披露。会場は一気にクリスマスムードに。放送終了後、Kは平原らとお互いの印象を語り合うなど終始和やかな雰囲気で、最後は「また会いましょう」と笑顔でステージを後にした。

その後のインタビュー取材では、Kは最後の生放送を終えて「あまり最後という感じもせず、通常の番組に出るテンションで歌えました。何となくですが(2年後に)帰ってきてやりたいことが少し見えてきたような気がしましたね」と振り返る。寺岡と平原とのセッションでは「生放送の終了ギリギリセーフだったらしいですね。僕のトークが長くて(笑)。でも最後このような形で締めることができて、すてきなクリスマスプレゼントを二人から、そしてお客さんからもいただきました」と率直なコメントを。

また2010年を振り返って「ことしは特に11月30日の武道館ライブが印象に残っていますね。武道館のために走ってきたようなものなので、もう一回ここでやりたいというモチベーションを与えてくれました。本番は緊張するのかなと思いましたが、実際にステージに立ってみると、5年間のことをいろいろ思い出したり、他のアーティストさんが武道館でやりたいのはこういうことなのかなと考えたりしながら歌うことができました」とあこがれだった武道館ライブの印象を振り返った。

これまでの日本での活動について「印象に残っているのは最初と最後ですね。デビューと今回の活動休止が大きなターニングポイントで、デビューっていうのは自分の中で本当に大きくて、日本に来て仕事ができるという喜びと、反対にやっていけるのかなという不安がありました。今回の活動休止は、2年前からある程度決めてはいて、音楽を離れることが寂しいと思うこともあったんですけど、実際に発表した瞬間から、今まで気づかなかったこと、2年後のこととか、周りの人からたくさんのことを教えてもらって、音楽の方向などいろんなことを考えることができたんですよ」と胸の内を明かす。

日本を離れる前にやっておきたいことは「まず部屋を片付けなきゃいけないんです(笑)。なかなかできずにいて。家にいま韓国から母が来ているんですけど、一個一個片付けながらこれまでの思い出を探りたいですね。もし時間があれば、2年後に帰ってきてから住む物件を探したいです(笑)」。活動休止期間については「最近は詞が先で曲を書いているので、兵役中でも歌いたいこと、言いたいこととかを書き留めることはできるかもしれないですね。でもこれまで10年くらい音楽をやってきたんですけど、この2年は本当の意味で休んで、音楽から一端離れて客観的に自分の音楽を見ることもできるのかなと。その意味ではいいチャンスだと思っています」と語る。

最後に活動再開に向けて「国の勤めも終わって、また日本でスタートしますが、あんまり今と変わらない気がするんですよ。変わらない程度で長く音楽をやりたいというのが僕の夢なので。ちょっと日本語が下手になっていると思いますが、好きな音楽を好きな人とやっているのかな。再開後はやりたいことがいっぱいあると思うんですが、5年前と同じように焦らないでって2年後の自分にも言いたいですね。以前は、あともう少しで入隊だっていう寂しい気持ちもあったんですけど、いまは日本に帰ってくる日が近づいているんだっていう前向きな気持ちです。今後40、50歳と歩んでいく中でこの活動休止はいい経験だと思っていますのでぜひ待っていてほしいです。お元気で」とファンにメッセージを送った。