秋元康プロデュースの劇団4ドル50セントが出演するLINE LIVEスマホドラマ「あなたがいなくて僕たちは」。LINE LIVE史上初の“連続生配信ドラマ”であり、劇団の7月公演につながる同作は、初回配信に臨んでいたメンバーの元に、劇団のこれまでの公演で脚本・演出を担ってきた丸尾丸一郎(劇団鹿殺し)死去の一報が届けられる…という衝撃的な内容のフェイクドキュメンタリー。
劇団の“育ての親”を失った彼らは、自分たちの手で全6回の配信をやり遂げることに。コント風、歌番組風、ロケバラエティー風と回ごとに全く違うテイストの配信を重ねてきたが、第5話のラストでメンバーの湯川玲菜が、「私は丸尾さんが本当は死んでいないことを知っている」と発言したことで様相が一変する。第6話では、湯川と同じ違和感を持っていた安倍乙が湯川に接触。ドラマを演じていたはずのメンバーが、いつの間にか「丸尾丸一郎が死んだ世界を生きている」ことが明らかになり、劇場版へとつながるストーリーが展開した。
そんな第6話生配信直後の湯川と安倍にインタビューを敢行。配信の裏側や劇場版への思いを語ってもらった。公開中の過去配信や、6月28日(金)にLINE LIVEにて配信される特別編と共にチェックして、ぜひ劇場版に足を運んでほしい。
――まずは、第6話配信お疲れ様でした。衝撃的な展開に視聴者も驚いていたようでした。お2人は台本を読んだとき、どのように感じましたか?
湯川玲菜:実は台本を正式にもらったのが2日前だったのですが、想像もしていない展開になっていたのでびっくりしました。こういったお話の流れって丸尾さんの作品ではなかったので(編集部注:今作の脚本・演出は劇団「悪い芝居」代表の山崎彬)。だから、ちょっと楽しみだなとも思いました。
安倍乙:私も「いきなりファンタジーになったなー!」という感じでした。私と國森桜には、最後に驚きの展開もあって…。私たち2人は7月公演に出演しないメンバーなので、そこをうまく使ってもらったなと思いました。
今回は湯川とのお芝居が多い回だったのですが、湯川は悲しい顔がすごく似合う女優さんだと思っていて。(一人悩んでいるため)話の冒頭から暗い表情をし続けるじゃないですか。その顔を見て、自分も気持ちが入りやすかったですし、主人公が湯川玲菜で良かったなと思いました。
湯川:すごく褒めていただきました(笑)。
――湯川さんは自分のセリフからのスタートでしたが、緊張はありましたか?
湯川:緊張はありましたね…(笑)。やっぱり頭は大事じゃないですか。私なりにしっかり伝えたいと思うと、余計に緊張する部分はあったのですが、「頑張らないと」と思って。程良い緊張感だったと思います。
――安倍さんは、一人葛藤していた湯川さんに寄り添う、第6話のキーマンと言えるキャラクターでした。2人の場面は演じてみていかがでしたか?
安倍:(湯川以外のメンバーの前では、丸尾の死がフィクションだと知っていることを隠していたため)“知っていて知らないふりをする”シーンが難しくて悩みどころでした。分かりやすいポーカーフェイスを作ると、見る方が「演技しているな」と感じてしまうので、そこはシーンを再現しながら、山崎さんの指導を受けながら練習しました。10回くらいしましたね(笑)。
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