――初のもう一人の幼なじみである梓を演じられた板垣瑞生さんとは、「ソロモンの偽証」以来の共演ですよね?
そうですね。でも、プライベートでよく遊んでいるので、あまり久しぶりな感じはしませんでした。だからなのか、撮影現場で会うのは、ちょっと不思議な感じがしました(笑)。
――初のお兄ちゃんを演じる間宮祥太朗さんとは、今回が初共演ですね。
間宮さんとはずっと共演したかったんです。以前、俳優の矢本悠馬君に紹介してもらって、ごあいさつをさせていただいたことがあったんですけど、そのときに兄貴肌みたいなのをものすごく感じました。面倒見がよくて、周りのことをすごく気遣ってくれる方で、純粋にカッコいいなと思いました。
――実際に間宮さんと一緒にお芝居をされていかがでしたか?
直接の共演シーンはそんなにないんですけど、僕、間宮さんの声が大好きなんです。ドラム缶の中で反響しているような透き通った響きなんですよね。声質かもしれないですけど、ボソボソと言っていても逃げていなくて、カッコいいなと思います。
あと印象に残っているのは、僕と瑞生が現場でワチャワチャしているのを、後ろでニヤニヤしながら見ているんですよ。それで僕と瑞生にしか聞こえないような声で何かをぼそっと言って去っていくという(笑)。それがすごい面白かったです。
――清水さんは中学生のころから活躍されてきましたが、6月9日に20歳を迎えましたね。
20歳になると成人を迎えるので、法的にも社会的にも責任と自覚をしっかり持たねばとは思っています。10代のころのようには守ってもらえないので、仕事うんぬんよりも、そこは人として意識していかないといけないと思っています。
――俳優という仕事の内容についてはどうですか?
常に変わらず面白い作品に出たいとしか思っていないので、面白い作品に出て、いい芝居をするというだけですね。ただ、高校を卒業して大学に行かずにこの仕事をしているので、これで食べていかないといけないというプレッシャーは、年齢を重ねるごとに強くなっている気がします。
取材・文=馬場英美
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