玉城ティナ、憧れの蜷川実花監督作で「濃いキャラクターの方々に絡まれた(笑)」

2019/07/01 06:30 配信

映画

映画「Diner ダイナー」は7月5日(金)公開(C)2019 「Diner ダイナー」製作委員会


主演・藤原竜也、監督・蜷川実花で贈るタッグを組んだ映画「Diner ダイナー」が7月5日(金)に公開。元殺し屋の天才シェフ・ボンベロ(藤原)が取り仕切る“殺し屋専用”の食堂を舞台に、過激な殺し屋たちが殺し合いゲームを繰り広げるサスペンスだ。本作でキーマンとなるウエイトレスの少女・オオバカナコを演じる玉城ティナが、豪華出演者が集結した本作の舞台裏を語った。

本作でキーマンとなるウエイトレスの少女・オオバカナコを演じる玉城ティナ撮影=下田直樹


――カナコを演じる上で意識したことを教えてください。

たくさんの殺し屋がいる中でカナコだけは普通の人間なので、見ている方が一番共感できる立場だと思います。そういうキャラクター像を壊さないようにしたいと考えていたのと、カナコは殺し合いに巻き込まれていくという受け身な姿勢が多かったので、自分が自分がと前に出るよりは、皆さんがやられていることを見て、素直な感情でその場にいることを大切にして演じていました

――ボンベロ役の藤原さんをはじめ、殺し屋役には、窪田正孝さん、本郷奏多さん、武田真治さん、小栗旬さん、土屋アンナさん、真矢ミキさん、奥田瑛二さんなど、豪華な面々がそろっています。共演されていかがでしたか。

いわゆる普通の存在だったカナコが非日常な場所に行ったときの感情は、このすごいキャストの皆さんの中に放り込まれた私の気持ちと妙にリンクしていましたね。憧れていた蜷川さんの作品にヒロインとして参加させていただくだけでもプレッシャーなのに、この中で私大丈夫かな…という不安は大きかったです。でも、蜷川さんがとても明るい方なので、私もそれにつられてどんどん前向きな姿勢になっていって。蜷川さんが作ってくださったその空気感は大きかったですね。

――藤原さんの印象を教えてください。

最初はメディアを通して受けている印象が強かったです。いわゆる“藤原節”というものを生で拝見させてもらったときは、「これがうわさのやつだー!」ってちょっと興奮したんですが、顔には出さずにスンとしてました(笑)。前にインタビューで、「ボンベロという役が分からなかった」とおっしゃっていたんですが、全くそんなふうには見えなくて、むしろ藤原さんにしかできない役だなと思います。すごく堂々とされていて、皆さんを引っ張っていく立場の方で、すごいなという一言につきます。