玉城ティナ、憧れの蜷川実花監督作で「濃いキャラクターの方々に絡まれた(笑)」

2019/07/01 06:30 配信

映画

映画「Diner ダイナー」は7月5日(金)公開(C)2019 「Diner ダイナー」製作委員会


濃いキャラクターの方々に絡まれてた(笑)


――作中では皆さん、過激な殺し合いを繰り広げますが、撮影現場の雰囲気はいかがでしたか。

裏ではもちろん全然そんなことなく(笑)。おしゃべりもしていましたけど、スケジュールがわりとタイトだったこともあって、みんなそれぞれ休みながらもしゃべるときはしゃべるという感じでした。窪田さんには、2人のシーンで迷ったこともあったので相談することもありました。武田さんはずっと筋トレしていらっしゃいました(笑)。

――蜷川監督からは「ティナとなら心中できる」とオファーされていました。その言葉を受けてどう思いましたか。

これまでに聞いたことないインパクトが強い言葉だと思いました。蜷川さんの覚悟がすごく伝わってきて、私もそこに沿うようにこの作品を作っていきたいと思いました。撮影が終わってからも、思い出す言葉になっています。

キュートな衣装で“殺し屋”と対峙する玉城ティナ(C)2019 「Diner ダイナー」製作委員会


――華麗なアクションシーンが本作の見どころの一つです。玉城さんも天井からつるされたり、壁に体をたたきつけられたりと、体を張っていらっしゃいました。

衣装でニーハイソックスを履いてたんですけど、それを下げるとあざだらけでした。逆に、隠れる衣装で良かったです(笑)。不思議なことなんですけど、この中で生きているときは大変だと思う暇がなくて。そもそも、私はあまり大変だなと思わないタイプなのかもしれないですけど、完成した映画を見たら、いろんな濃いキャラクターの方々に絡まれてたなーって(笑)。客観的に見てようやく気付いた感じです。

――個性的な料理、食堂を彩るたくさんの花、アクションシーンの花ふぶきなど、鮮やかな映像も印象的です。

ダイナーにはずっと花が飾られていますが、シーンによって毎回違うんです。お料理も例えばハンバーガー一つとっても、ああいうふうな盛り付けを見たことがなくて、目でまず驚きました。食材もこだわっていて、味もとってもおいしいんですよ。美術もお料理も、全部プロフェッショナルな方々が集まって世界観を作っていらっしゃるのを肌で感じました。そこに自分がいることに違和感を持たなかったことがすごくいいなと思いながらやっていました。完成した世界の中に入っていたという感覚ですね。