舞台あいさつに芳根が現れると、同世代と見られる女性たちから黄色い歓声が。丁寧に会釈を客席に向け、ステージに登壇。
「芳根京子と申します。雨がやんで良かったです! 本日はお越しいただきありがとうございます。すてきな時間を皆さまと過ごせたら思います。よろしくお願いいたします」と相変わらず丁寧にあいさつ。
反抗期の女子高校生を演じている芳根だが、本人には反抗期がなかったという。
「反抗期らしい反抗期がなかったんですけど、そこは監督とご相談させてもらいながら。うちは兄に反抗期があったという話を聞いていたので、母に取材というか…。
『反抗期の息子は何がつらかった?』というのを聞いたら、『意思疎通ができないのがつらい』という話をされて。それが、この作品ではお弁当を通して(意思疎通が)できていて、すごくすてきだなというのがより一層感じました」と役へのアプローチと、作品の印象を語った。
さらに、憧れの篠原との共演については「涼子さんとご一緒させていただくのは、本当に緊張しちゃったんですけど、なかなか現場でお話をできる時間がなかったので、つい先日ご連絡先を交換させていただいて、念願のお食事に行かせていただいて…。本当に夢のような時間を過ごさせていただきました」と目をキラキラ輝かせながら明かす。
後輩であり、“娘”の尊敬のまなざしに、すぐさま篠原は「とんでもございません…」と恐縮し、笑みをたたえていた。
そこでMCのLiLiCoから「何を召し上がったんですか?」と聞かれると、芳根はうれしそうに篠原を見詰めながら「えっと…イタリアンですね!」と回答。横で篠原も「そうですね~、はい(笑)」とこちらも笑顔で語り、続けて芳根が「ごちそうになりました。ありがとうございました」と、ひたすら感激の面持ちで語った。
また、この日は原作者のkaori(ttkk)が登壇者には内緒でサプライズ登場。さらに公開を記念して、大きな特製キャラ弁を作り、ステージに“持参”した。
この弁当のクオリティーには篠原も「すご~い! 唐揚げおいしそう(笑)」と大喜び。芳根も「すごい!」と目を真ん丸にして驚いていた。
その巨大弁当とともに、フォトセッションを行い、最後に篠原は「この作品は監督やスタッフの方々が4年間温め続けた作品です。世の中の方々に少しでもいいからこの作品の良さ、愛、いろんな思いをお届けたらいいなって、感じていただけたらいいなって思っています。
どんどん宣伝してくれますか? じゃあ最後に『(大声で)愛してるよ~!』…はい、言わせていただきました」と照れ臭そうに笑いながら会場に呼び掛け、イベントは終了した。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)