だが、晴人の魅力はしおりにじゃれつくかわいらしさだけではなかった。
4話では、しおりに拒絶された絶望感から「障がい乗り越えるとか、受け入れるとか…無理なんだって。みんな平気じゃないけど、平気なふりして生きてるだけなんだって!」と苦しい胸の内を吐露。
その後、つぐみとの別れを選んだ樹に6話で「いっくん自身が壁作ってんじゃねえの?障がい持ってる方が壁作ったら、相手は入ってこようにも入ってこれないよ」と、障がい当事者として前を向こうとする姿勢を見せ、晴人の成長ぶりを体現した。
9話では、洋貴(瀬戸康史)に片思いを続けるしおりの背中を押す場面も。自分の感情よりも好きな人の幸せを願うことができる晴人は、しおりに「気持ちぶつけてみろよ。黙って思ってるだけなんて不健康だよ。ダメだったら俺が受け止めてやるからさ」と、しおりを大きな愛情で包み込んだ。
そして、二級建築士の試験に取り組み、みごと合格。10話通して大きく成長した晴人。そんな晴人をときにコミカルに、ときに切なく演じた松村に「晴人ロスです…!!」「これからも注目したい俳優さん」の声が上がる。松村にとっても、大きな飛躍へとつながる作品となったようだ。
「パーフェクトワールド」最終回は関西テレビの動画配信サイト「カンテレドーガ」で無料視聴できるほか、民放公式テレビポータルサイト「Tver」でも放送後1週間視聴可能。また、メイキング集など特典映像が盛りだくさんのBlu-ray&DVDは10月16日(水)発売予定。
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