芸能界に数々の伝説を残しながら、27歳の時、結婚を機に電撃引退した森は、かねてから憧れだった普通の女性としての生活に入った。ひっそりと一般人としての人生を全うしようと心に誓い、自分が歌手だったことを子どもには秘密にし、子守歌さえ歌わなかったという徹底ぶり。長男が小学校4年生になるまで、歌手としての過去を告げずにいたそうだ。
そうして普通のお母さんを貫き通していた森だが、芸能界は森を放っておかず、毎年、紅白歌合戦からは熱烈なオファーが来ていた。そしてついに2001年、森は根負けし、一夜限りの復活として、紅白への出場を決める。
しかし、普通の母親としての姿しか知らない子どもたちを驚かせるわけにはいかない。そして子どもは、お母さんの年越しそばを心待ちにしている。
そこで森は、“子どもにバレずに紅白に出場する”という一大ミッションを決意。リハーサルさえ出ずに本番だけをこなして、2時間で家に戻るという前代未聞の行程。「ネギとキャベツを買い忘れた」と言い、大晦日の夜に出かけていった森。
超内気スター・森昌子が、目立ちたくないが故に送ってきた激レア芸能生活の全貌が明らかとなる。
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