――今の「BiSHの楽屋」の様子が歌詞に表れていると。
みんなで5時間くらいスタジオにこもって練習した後に、一人でご飯食べに行った机の上で書いたので、6人でいる時の空気をそのまま持ってきた状態で書けました。冒頭の「あの子もこの子もわがまま放題」はBiSHのことだし、外から見たら「ダメでしょ、ちゃんとしなさいよ」って感じだけど、それも含めて面白いし、6人楽屋にぎゅうぎゅう詰めだけど楽しいねっていう感じを出したくて。BiSHで5年やってこなければ書けなかった歌詞だなって思うし、BiSHの生き様を表現できた気がしています。
――もう1曲の「まだ途中」は「CARROTS」にも収録されていた綺麗な曲です。
「まだ途中」は「CHOP」とは対照的にBiSHのことを書いた訳ではなくて、私の身近な友達が夢を追いかけていたけど、諦めて涙している姿を見て、背中を押したいなって思ったところから湧き出てきた歌詞です。何かにつまずいたら、自分では「人生の終わりだ」くらいに考えたりしちゃうと思うんですけど、外から見たらまだまだ続いていて。だから、「まだ途中」って思ったら前に歩けるんじゃないかと思って、そういう人たちの背中をどうにか押せないかなって考えて書いた曲です。
――「まだ途中」は過去のモモコさんやBiSHに向けて書かれているようにも感じました。
そうですね。自分が書く歌詞って、人のことを書いているようで結局自分のことを書いている時が結構あるなって思っていて。この曲も出来上がって聴いてみたらBiSHにも当てはまるし、自分自身にも当てはまるなっていうのはすごく思います。BiSHもいろいろやってきたけど、全然まだ途中なので、前を向いて歩けたらいいなと思います。
――今回の2曲以外にも、BiSHの楽曲の歌詞を多く手掛けられてきましたが、作詞するときに心がけていることはありますか?
作詞家さんは世の中にいっぱいいて、私よりも上手く書ける人は他にもたくさんいるので、「BiSHのモモコグミカンパニー」にしか出せない言葉を使いたいなっていうのは常に思っています。例えば、「CHOP」の歌詞はBiSHの中にいて、メンバーと一緒に過ごした人じゃないと書けないなって思っていて、どれだけ上手い言葉を使える作詞家さんでも出せない言葉なんじゃないかと思います。だから、今の自分にしか書けない言葉っていうのはすごく大切にしています。
――今回の「CHOP」と「まだ途中」は対照的に感じますが、モモコさん自身にも二面性があると思いますか?
そうですね。どちらも本当の自分なんですけど、「SHARR」とか「CHOP」とか汚い方が自分らしくいられている気はしています。今の自分のことを書くと、攻撃的な歌詞になることが多いですね。ずっと忙しくて楽屋もぎゅうぎゅう詰めで「やってられっかよ」みたいな気持ちを隠さず出したいっていう思いがあって。逆に、未来のこととか、誰かの為に書こうって思うと「まだ途中」とか「Nothing.」みたいに綺麗だったり、明るい感じの歌詞になりますね。
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