品川庄司・品川が佐藤隆太の役者魂に「バカなんじゃないか(笑)」

2010/12/28 20:45 配信

映画

映画「漫才ギャング」の完成披露会見に出席した綾部祐二(ピース)、上地雄輔、佐藤隆太、品川ヒロシ(写真左から)

2011年3月19日(土)から公開される映画「漫才ギャング」の完成披露会見が、都内で行われ、出演者の佐藤隆太、上地雄輔、お笑いコンビ・ピースの綾部祐二らと、監督の品川ヒロシが登場した。

同作は「ドロップ」('09年)に続く、お笑いコンビ・品川庄司の品川の監督作第2弾。相方の保(綾部)から解散を告げられたお笑い芸人・飛夫(佐藤)は、トラブルに巻き込まれて留置場送りに。飛夫は、そこで出会った龍平(上地)のツッコミの才能に気付き、お笑いコンビ“ドラゴンフライ”を組む。

佐藤は「漫才という難しいお芝居に不安もあって、なりきれているのか心配でしたが、完成してほっとしています。品川監督は、想像以上の監督ぶりで、常に『大丈夫だ!』と背中を押してくれました。『カット!』『OK!』の監督の声が気持ち良くて、この監督についていけば良い作品になると思いました」と、その手腕を褒め称えた。

一方、劇中でドレッドヘアーにタトゥーというスタイルを披露している上地は「ドレッドは、ストレス以外の何物でもなかったです…。洗っても2、3時間乾かなくて、2ケ月の間で頭を洗ったのは2回くらい。香水をいっぱいつけてましたけど、最後の方は何のにおいなのか分からないような状態でした」と苦労を語った。

監督の品川は「まだ台本もないとき、隆太くんと一緒に食事をした帰りに、隆太くんが『これから公園でマネジャーとネタ合わせしてきます!』と言って帰って行ったんです。演出も何も決まってない中で、そんな気持ちを持ってくれるなんてすごい役者だなと思いました。その反面『バカなんじゃないかな』とも思いましたけど(笑)」と、佐藤の努力に驚いていた様子。

上地については「雄輔には今回、アクションシーンがいっぱいある。テストで僕がけられてみて、雄輔を何も言えない状況に追い込んだ。そのほかにエピソードは特にないんですが、バカです(笑)。隆太くんと雄輔が、役に向かっていく過程を見せてもらい感動しました。まさにベストキャスティングだと思います!」と力強く語った。