藤田富が主演を務めるホラードラマ「拝み屋怪談II」(毎週月曜夜0:00、BSテレ東※dTVチャンネル、ひかりTVは7月6日[土]から配信)が、7月8日(月)から放送される。
本作は、第5回「幽」怪談実話コンテスト大賞受賞者の郷内心瞳が、東北で拝み屋を営むかたわら、見聞きしたり、自ら体験した怪異の数々をしたためた怪談実話集「拝み屋怪談」シリーズが原作。
2018年夏に配信されたシーズン1で主役の拝み屋・郷内心瞳を演じた藤田、彼につきまとう少女・加奈江役を演じる鎌田らい樹が引き続き出演する他、シーズン2では郷内の妻・真弓を北原里英、郷内に相談を持ちかける霊能師・小橋美琴を久住小春が演じる。
夫婦を演じる藤田、北原に単独インタビューを行い、二人に夫婦像などを語ってもらった。
――「拝み屋怪談II」がいよいよスタートしますが、第1話は郷内と真弓の結婚生活や、真弓の少女時代のエピソードなどが描かれていますね。
藤田富:真弓は霊感はなかったのに郷内と同じ環境で生活していくうちに、他の人には見えないものが見えてしまうようになった妻…と思いきや、実は小さい頃から周りにいろんなことがあったんだなっていう。自分で自分の霊感を意識していないだけな感じですね。
北原里英:そういう人だからこそ、郷内さんと結婚したんだろうなとは思います。全く何も感じない人だったら、郷内さんと引かれ合うこともないでしょうね。もうちょっと先の回になると、プロポーズの話も明かされるんですけど、かなりすてきなエピソードですよ。
藤田:すてきですよね。お互いにこの人しかいなかったんだろうな、みたいな。
北原:ああ、確かにそれはあるかもしれない。
藤田:北原さんが撮影中に「こういう夫婦生活もいいよね」って、おっしゃっていたのが印象的でしたね。古風な夫婦像というか。
北原:普通の新婚夫婦みたいなラブラブな感じとは雰囲気が違いますよね。縁側がある田舎の平屋の一軒家で、奥さんが料理を作って、旦那さんの仕事を支えるみたいな生活もいいなと思いました。古き良き夫婦という感じです。
藤田:夫婦のシーンは郷内としても、藤田富という僕個人としてもすごく気持ち的に落ち着いたし、心の支えになりました。そんなに会話を交わすわけでなくても、真弓がお茶を持ってくるだけのシーンでも、ほっこりしたり。妻がいる役は初めてだったんですけど、疑似体験できた気がします。
北原:指輪をしていましたからね。それだけでも幸せだなと思いました。見てくださる方も、郷内さんに感情移入しやすくなったと思います。
藤田:結婚している人にとってはリアルだと思うし、結婚に憧れを持っている人にも見ていただきたいですね。
――一方で、前作から続くホラーなテイストもフラッシュバックで描かれていきます。
藤田:前作から見てくださった方には、加奈江が謎な存在だと思います。郷内にとって、加奈江は自分の思いが作り出した存在。その存在が心の支えになっていたわけですけど、シーズン2では絶対的な心の支えとなる妻ができたことで、加奈江との関係がこじれていくのがポイントですね。
北原:前作の解答編みたいなところもありますね。私も台本を読んでいて、納得できる感じはありました。
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