「天気の子」で主人公に抜擢の醍醐虎汰朗「最初は下手くそと言われたらどうしようとか、くだらないことをたくさん考えた」【「天気の子」連載】

2019/07/06 05:00 配信

映画

【写真を見る】「天気の子」で声優に初挑戦する醍醐虎汰朗撮影=大石隼土


「君の名は。」(16年)が記録的大ヒットとなった新海誠監督の最新作「天気の子」(7/19金公開)。離島から家出して東京にやってきた少年と不思議な力を持つ少女の恋を描いた本作で、2000人を超えるオーディションの中から主人公・帆高の声に選ばれたのが、これが声優初挑戦となる醍醐虎汰朗だ。

――オーディションに受かったと聞いたときの率直なお気持ちは?

最初は信じられませんでした。しかも、受かったと聞いたのがちょっと落ち込んでいるときだったので、じわじわと喜びが沸いてくる感じでした。でも、それでもまだ信じられない気持ちの方が強くて、発表記者会見のときになってようやく本当に僕に決まったんだと実感することができました。

――「天気の子」は新海監督にとって3年ぶりの新作となります。とても注目度の高い作品だと思いますが、プレッシャーはなかったですか?

最初は、もし失敗したらどうしようとか、下手くそと言われたらどうしようとか、そんなくだらないことをたくさん考えていたんですけど、そんなことより、帆高を一生懸命に生きることが僕の仕事だと強く認識してからは、プレッシャーはなくなりました。

――醍醐さんが演じられた帆高の印象を教えてください。

帆高はいい意味でも悪い意味でも真っすぐな男の子だと思います。頭の中ではいろいろ考えているけれど、実際に何か起きたときには感情で動くタイプなのかなと。あと、すごくピュアでかわいらしくて、愛情にあふれているところはステキだなと思います。

――帆高は感情で動くタイプということですが、醍醐さんにもそういうところが?

僕も”思い立ったら吉日”みたいなところがありますね。芸能界に入るときも、友達から「やってみれば」と言われて、その日に応募しましたから(笑)。決断は早い方だと思います。