草刈民代が企画し、高嶋政宏と共に出演する舞台「プルガトリオ-あなたと私のいる部屋-」が、10月4日(金)から14日(月)まで東京芸術劇場シアターウエストで上演。上演に向けて、本ビジュアルと公演詳細が明らかになった。
「プルガトリオ-あなたと私のいる部屋-」は、戯曲「死と乙女」「谷間の女たち」などで知られるチリの劇作家、アリエル・ドーフマンによる2人芝居の傑作。
2005年にアメリカ・シアトルで初演され、2009年には映画「ロード・オブ・ザ・リング」で一躍スターダムに登ったビゴ・モーテンセンも本作に挑戦し、大きな話題となった。
作品は、ギリシャ悲劇の劇作家、エウリピデスの「王女メディア」と、ジャン=ポール・サルトルの「出口なし」をモチーフに、スピーディーかつスリリングに展開する。
今回の舞台は、草刈が企画を務め、高嶋と共演。演出はイギリスのアーツ・カウンシル・ロンドンの総監督を10年務め、英国王立演劇アカデミーの校長を15年務めたニコラス・バーターが担当する。
さらに、周防正行監督の脚色により、巧みなセリフの応酬による見事な会話劇となっている。
また、レディー・ガガも着用したシューズデザイナー・串野真也もクリエイターとして本作に参加している。
簡素な白い部屋。尋問なのかカウンセリングなのか。白衣の男が女に問い掛ける。
女は家族のこと、子ども時代のこと、そこで何があったかを話し始めた。皮肉とユーモア、その駆け引きからやがて女の本音が浮かび上がる。
同じようにしか見えない白い部屋。白衣の女が入ってくると男に問い掛ける。男と女の立場が入れ替わった。男はすべてを剥ぎ取られるように追い詰められる。
男と女は立場を入れ替えながら、二重のらせん階段を登る。衝撃のラストに向かって…。
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