ヒロインの「しゃがれた声」を原作者・桜庭一樹氏が絶賛!!

2011/01/13 16:21 配信

アニメ

先行試写会に参加した(写真左から)江口拓也、悠木碧、難波日登志監督、桜庭一樹、吉木りさ(C)2011 桜庭一樹・武田日向・角川書店/GOSICK製作委員会

1月からテレビ東京ほかにて放送開始となったアニメ「GOSICK-ゴシック-」の第1話先行試写会が東京・角川シネマ新宿で開催され、主人公・ヴィクトリカ役の悠木碧、東洋からの留学生・久城一弥役の江口拓也ら声優陣と難波日登志監督、原作者・桜庭一樹氏によるトークショーも行われた。

本作は、富士見ミステリー文庫(富士見書房)から刊行され、現在は角川文庫(角川書店)から刊行されているミステリー小説をアニメ化したもの。20世紀初頭、第一次世界大戦後のヨーロッパを舞台に、小国ソヴュールの名門・聖マルグリット学園に留学してきた久城一弥と、図書館の最上階で大量の書物とともに過ごす不思議な少女・ヴィクトリカが乱動の世界に巻き込まれる物語。

オープニングが入った作品を初めて見た江口は「オープニングで鳥肌が立って泣きそうになりました」と素直な感想を述べ、「オーディションに受かった時はテンションが上がって、電話を切った後に“よっしゃー!!”と叫びました。大好きな原作の(アニメ)作品に出られるのが初めてだったので、すごくうれしかったです」と振り返った。

今回の先行試写会でヴィクトリカ役として発表された悠木は、会場に集まった約300人のファンを前に「すごくドキドキしています。スタッフの皆さんから“ヴィクトリカは誰になるんだ? という話をいっぱい聞かれるんだよ”と言われていたので、ご期待に沿えるヴィクトリカになっているといいなと思います」と緊張している様子だったが、客席からの拍手に笑顔を見せた。また、この日の悠木は人気ファッションブランド「Innocent World」と「GOSICK-ゴシック-」のコラボ衣装で登場。紅茶で染めたレースなど、衣装の魅力を紹介した。

本作が初のアニメ化という桜庭氏は「自分の文章に、武田日向さんの絵が付いて感動したのを覚えています。さらにそれが動いて、声や音楽も付いたりして、また変わるんだなと思うと、とてもうれしくてアニメになるのを楽しみにしていました」とアニメ化を喜んだ。ヴィクトリカの“しゃがれた声”についても「悠木さんの声はイメージにすごくピッタリでした」と絶賛した。

難波監督は本作の見どころについて聞かれると「ヴィクトリカと一弥の関係性をどう描いていくかというのを見てもらうのが1番かなと思っています。原作があるので、お話自体が変わることではないんですけど、それをどう映像化し、描写していくのか見てもらえればと思います」と紹介。イベント終盤には、オープニングテーマ「Destin Histoire」を担当する吉木りさが登場するサプライズも。吉木は「『GOSICK-ゴシック-』に参加できてうれしいです。よろしくお願いします」と喜びを語った。

出演者たちがファンへのメッセージとして、「原作ファンとして、『GOSICK-ゴシック-』という作品を作っていく1人として、ここに来て皆さんからエネルギーをもらった気がします。このエネルギーを生かしつつ、これからも頑張っていきます」(江口)、「この先、ヴィクトリカも一弥も、みんな成長して時代も動いていきます。見どころ満載なので、チェックしていただけたらなと思います」(悠木)、「これから先も全速力でいい物を作る気持ちでいっぱいです。どんどん盛り上がっていきますので、お付き合いください」(難波監督)、「本当にアニメを楽しみにしていました。'11年は原作とコミックなどいろいろ発売しますので、アニメともども『GOSICK-ゴシック-』をよろしくお願いします」(桜庭氏)とコメントし、先行試写会を締めくくった。