――大原さんは第1期の「言わないけどね。」に引き続き、今作でもOP主題歌「ゼロセンチメートル」を担当されていますね。
大原ゆい子:もちろん、決まったときはとってもうれしかったです。「本当に私でいいんですか!? ありがとうございます!」って(笑)。そこから早速、次はどういう曲を書こうかと考え始めました。
「言わないけどね。」は、この曲をきっかけに私のことを知ってくださった方もたくさんいて、自分の代表作の一つだと思っているんですね。ですから、2期の主題歌はどういうものにしたらいいんだろうと、最初はかなり悩みました。どんな曲を作っても、「言わないけどね。」と比較されちゃうんじゃないか、とか…。でも、とにかく“作品に寄り添えるような曲を作ろう”ということを念頭に置いて、書かせていただきました。「言わないけどね。」も産みの苦しみがあったんですけど、今回も同じくらい悩みながら作った曲です。
――「ゼロセンチメートル」は、「言わないけどね。」よりもちょっと大人っぽい印象を受けますが。
大原:高木さんたちが2年生になるということを特別意識したわけではないんですが、前提として「言わないけどね。」と似たメロディーにならないようにしようというのもあって、テイストを変えてみたんです。
また、歌詞に関して言うと、曲を作る前に2期のあらすじを少し聞かせていただいていたので、「高木さん」のファンの方々がこの曲を聴いたときに、「こういうことだったんだ」と腑に落ちるような、物語とリンクした詞を心掛けました。
高橋李依:「ゼロセンチメートル」を聴いていると、映像が浮かんでくるんですよ。だから、2期はどういう方向性なんだろうということを考えるにあたって、私はこの曲にすごく助けられました。
メロディーラインにしても歌詞にしても、ちょっと切ない雰囲気がいいんですよね。ただの「好き」じゃなくて、「好きだからこそ…」っていう(笑)、感情の機微みたいなものが感じられて、切ない気持ちになるんですよ。そういう切なさは、「言わないけどね。」にもあったと思うんですけど、今回もすごく魅力的な曲だと思います。
大原:…あ、ありがとうございます!
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