――では、お二人から見た「からかい上手の高木さん」という作品の魅力とは?
高橋李依:やっぱり、“青春=学生時代”という感覚ってあるじゃないですか。でも「からかい上手の高木さん」を見ていると、一つ一つのシーンで「青春だな~」って感じて。大人になっても青春を感じられるところが、大きな魅力なのかなと思います。「私もまだまだ青春イケるな」っていう(笑)。「高木さん」が好きな方は、幾つになっても青春したい、青春できる人たちなんじゃないかなぁ。
大原ゆい子:「高木さん」を見ていると、その時だけは中学生の頃に戻って、本当にキュンキュンな気持ちになるんですよね(笑)。
高橋:うんうん。青春をもう一回やっているような感じですよね。今回の2期でも、演じていてキュンキュンしたシチュエーションがたくさんあるので、楽しみにしていただけたら。
大原:私は結構、西片の目線で見ていることが多いんですけど、1期で、高木さんが携帯を持って、西片の手紙を見て…。
高橋:返ってきたハンカチに入っていた手紙ね!
大原:そうです、そうです! あのとき、ベッドの上でバタバタするじゃないですか。あのシーンがたまらなく好きなんです。あのシーンを見ながら、私もいつも「高木さん」を同じようにバタバタしながら見ているってことに気付いたり(笑)。
高橋:自分の姿と重なっちゃったんだ(笑)。
大原:はい、またテレビの前でバタバタできるのがうれしいです(笑)。
――高橋さんは、1期で特にお気に入りのシーンはありますか?
高橋:たくさんあるので具体的に挙げるのは難しいんですけど、やっぱり高木さんを演じている私としては、西片が高木さんのことをとても大切にしてくれているのが分かるシーンが好きですね。男の子っぽいというか、高木さんのことを“お友達”じゃなくて、“女の子”として扱ってくれているときの西片が、すごく格好いいんですよ。いつも高木さんに“してやられている”西片だけど、ふと彼女が寄ってきたときは顔が赤くなっちゃう。それは高木さんのことを“女の子”として見ているからなんですよね。そういう男の子らしい反応がかわいいし、格好いいなって思います。
――2期の高木さんを演じていて、1期との違いや、1期から変化した部分はあるんでしょうか?
高橋:1期は結構、“パワーワード”というか、「この一言で西片はイチコロだ」っていうセリフが満載なんですけど(笑)、2期になると、作品全体をまとっている空気感だけで、既にキュンキュンしちゃうんですよ。もちろん、1期の空気感が好きだった方も楽しめる作品になっていますけど、1期では、その瞬間、その瞬間で“一撃必殺”という感じだったのに比べると、2期は、一話丸ごとで仕留める(笑)、みたいなイメージが私の中ではあって。高木さんと西片の距離も、確実に近付いていると思います。
物語は1期から続いているんですが、1期と同じようで同じじゃない。出し惜しみを全くしていないというか、日常を描きながらも、2期ではその描き方がパワーアップしていると思うんですよね。
大原:こうしてお話を聞いているだけで、いちファンとして本当にワクワクしちゃいますね。私としては、全話見た上で、もう一度「ゼロセンチメートル」を聴いていただけると、きっとまた違った世界が見えてくると思うので、ぜひ全話見てほしいという気持ちが強いです。
高橋:そうですね、全話、全シーン、一瞬たりとも見逃さないでいただきたいです。青春は流れていくので、ぜひとも高木さんたちと一緒に青春を謳歌してください!
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