尾崎豊の半生を初ドラマ化!! 成宮寛貴が“尾崎”を生きる!

2011/01/07 08:00 配信

ドラマ

ドラマ「―風の少年~尾崎豊 永遠(とわ)の伝説」(仮)で尾崎豊を演じる成宮寛貴

尾崎豊の半生を描いたスペシャルドラマ「尾崎豊20thメモリアルイヤーズ特別企画『風の少年~尾崎豊 永遠(とわ)の伝説』(仮)」が、テレビ東京系で3月下旬予定で放送されることが決まり、成宮寛貴が尾崎豊を演じることが分かった。尾崎の半生がドラマ化されるのは今回が初めて。

同作は、尾崎の音楽プロデューサーだった須藤晃氏の「尾崎豊 覚え書き」(小学館文庫)を原作に、オリジナルの脚本で構成。ミュージシャンを目指していた16歳の尾崎が、CBSソニーのオーディションで、審査員をしていた須藤氏と出会うところから始まる。見事オーディションに合格し、CBSソニーの研修生となった尾崎と、担当になった須藤氏との奮闘の日々を描いていく。

成宮は今回の主役について「最初にお話を頂いた時は、『どうしよう、僕なんかでいいでしょうか?』と思い、なかなか決心がつきませんでした。ただ、尾崎さんに関する資料を読んだり、尾崎さんの歌を聞かせてもらっているうちに、尾崎さんのまねをするのではなく、彼のカリスマ性や時代性を反映する姿を演じることができたらいいなと思うようになりました」と心境を明かした。また、尾崎の楽曲について「『僕が僕であるために』という曲が好きで、負けそうな時に奮い立たせてくれる曲だと思いました」と話し、「このドラマのことがなかったら、尾崎豊について、彼が残した楽曲も含めて、何も知らないままだったと思います。ドラマを通じて、尾崎豊を知らない今の時代に生きる人々に知ってもらうことができたらうれしいです」と意気込みを語った。

また、番組プロデューサーは「尾崎さんの人生のドラマ化が今まで実現しなかった理由はさまざまですが、『尾崎さんの役をやれる俳優がいない』ということも、ドラマ化を困難にしていました。成宮さんが引き受けて下さると聞いて、身震いしました。わたしの中で成宮さんは、最も尾崎さんに似ている俳優さんでした。雰囲気だけでなく、世の中の考え方が誠実な点もそっくりだと常々感じていたからです。さらに、番組宣伝用の写真を見て驚きました。尾崎さんと成宮さん、どちら側にも写真の構図を知らせていないのに、双方から出された写真はポーズをとる格好から写真の構図まで、すべてがそっくりだったのです。これは、“縁(えにし)か”か、“運命”なのか…」とコメントした。

また、BSジャパンではドラマと連動してドキュメンタリー番組「BSジャパン開局10周年記念番組 尾崎豊20thメモリアルイヤーズ特別企画『放熱の彼方~尾崎豊 知られざる伝説』(仮)」を2月12日(土)に放送。番組では、今を生きる人々の中で、尾崎の歌とともに人生を懸命に生き抜こうとする人物に焦点を当て、その生き様を描く。そして、その背景にある「学校教育の崩壊」「老人問題」「介護問題」「親子のきずな」「雇用問題」など、現代の日本が抱えるさまざまな問題をあぶり出す。さらに、尾崎の残された膨大なデモテープや日記ノートをひも解き、未公開の貴重な題材も初公開される。